NY金:一時1600ドル割れ、ギリシャ急進左翼連合に組閣責務

ニューヨーク金先物相場は続落。1 月以降では初めてオンス当たり1600ドルを割り込んだ。ギリシャ総選挙 で第2党となった急進左翼連合(SYRIZA)のアレクシス・ツィプ ラス党首が政権樹立の責務を委ねられたことで、緊縮財政路線が変更さ れるとの懸念が強まった。

ツィプラス党首は、国際支援の条件である緊縮措置を支持してきた 新民主主義党(ND)および全ギリシャ社会主義運動(PASOK)と 連立を組むことには同意しないと言明。左派連立政権が樹立すれば銀行 を国有化し、労働改革を無効とするほか、救済合意を即時取り消すと同 党首は表明した。欧州債務危機の悪化で世界経済の成長が鈍化するとの 懸念から、インフレヘッジとしての金の需要が後退し、金は先週1.2% 値下がりした。

カントリー・ヘッジング(ミネソタ州セントポール)のマーケット アナリスト、スターリング・スミス氏は電話インタビューで、「ギリシ ャとフランスの両国で政権交代となり、それは救済問題が振り出しに戻 った可能性を意味するため、市場は非常に神経質になっている」と述べ た。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6 月限は前日比2.1%安の1オンス=1604.50ドルで終了。中心限月として は4月4日以来の大幅下落となった。一時は1595.50ドルと、1月4日 以来の安値を付けた。

原題:Gold Futures Slump Below $1,600 as Tsipras Gets Greece Mandate(抜粋)

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