欧州債:ドイツ債利回り過去最低、ギリシャ不安-英国債も高い

8日の欧州債市場でドイツ国債が上 昇し、利回りは過去最低を記録した。6日の総選挙で過半数を獲得した 政党が出なかったギリシャでは、連立政権樹立に向けた交渉が難航して いる。

ドイツ国債の5年、10年、30年物の各利回りがこれまでの最低を付 けた。ギリシャの証券入札では借り入れコストが今年初めて上昇。これ を受け、ユーロ圏で最も安全とされるドイツ債の需要が高まった。イタ リアとスペインの国債は下落。債務危機の深刻化懸念で域内全体で株安 となったことが手掛かり。この日はオランダとオーストリア、ベルギー のほか、欧州金融安定化ファシリティー(EFSF)の入札があった。

インベステック銀行(ロンドン)のアナリスト、ブライアン・バリ ー氏は「ギリシャの政局に関する著しい不透明感がある。そこから主に 恩恵を受ける一つがドイツ国債となる公算が大きい」と発言。さらに、 「ユーロ圏の多くの国々の景気見通しと持続的な財政をめぐって大きな 不確実性がある限り、ドイツ国債は買い支えられる可能性が高い」と続 けた。

ロンドン時間午後5時現在、ドイツ10年債利回りは前日比6ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.54%。一時は1.532%ま で下げ、ブルームバーグが1989年に集計を開始して以来の最低となっ た。同国債(表面利率1. 75%、2022年7月償還)価格はこの日、0.59 上げ101.935。

5年債利回りは5bp低下の0.53%。一時は0.521%まで下げ た。30年債利回りは2.243%まで低下する場面もあった。

英国債

連休明けの英国債相場は上昇。比較的安全とされる英国債を求める 動きから、10年債利回りは低下し、過去最低まで1bp近くとなった。

10年債利回りは前営業日比8bp低下の1.93%と、1月18日以来の 低水準となった。同日には1.917%に達した。同国債(表面利率 4%、2022年3月償還)価格は0.77上げ118.485。

ブルームバーグと欧州証券アナリスト協会連合会(EFFAS)が まとめた指数によると、英国債の年初来リターンはマイナス0.6%。こ れに対し米国債はプラス0.5%、ドイツ国債はプラス1.7%となってい る。

原題:German Bunds Advance on Greece Stalemate; Yields Drop to Records(抜粋) Pound Weakens Against Dollar After House Prices Fall; Gilts Gain (抜粋)

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