海外勢2週連続で日本株売り越し、1245億円に額拡大-4月4週需給

4月第4週(23-27日)の日本株 市場で、海外投資家は2週連続で売り越していたことが東京証券取引 所の公表データで分かった。米国の景気先行き懸念や欧州の政治情勢 をめぐる不透明感から、目先の損益を確定する売りが先行した。

東証が8日に発表した同週の投資部門別売買動向によると、東京、 大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、海外投資家は差し引き1245 億円売り越した。売越額は、前の週の214億円から拡大。2週連続の 売り越しは、昨年12月3週以来だ。

立花証券の平野憲一執行役員は、「米国の景気回復期待の後退や欧 州の政情不透明感から海外投資家はいったん利益確定の売りを出して いる」と指摘。ただ、今後も売り一辺倒の動きとはならず、欧米情勢 をにらみながら、しばらく売り買いが交錯すると予想した。

第4週の日経平均株価は、前週末比0.4%安の9520円89銭と4 週連続で下落。週前半は、日米での金融政策決定会合を控えて投資家 の様子見姿勢が強まり、売買代金は1兆円を連日で割れた。週末は、 取引時間中に日本銀行が追加金融緩和を発表した後、相場は乱高下し たものの小幅安で終了、週を通して方向感に乏しい展開だった。

一方、主な買い越し主体は、投資信託(487億円)が5週連続、 個人(42億円)が4週連続。年金資金や企業の自社株買いなどの動き を反映している信託銀行(480億円)は11週ぶりに買い越した。

海外勢の月間買越額は縮小、投信は買い転換

東証が同時に公表した4月月間(2日-27日)の売買動向では、 海外勢は4カ月連続の買い越し。買越額は950億円と、前月の2426 億円からは大きく縮小した。個人は2420億円の買い越しで、2カ月連 続。4カ月ぶりに買い越しに転じた投信の買越額は1162億円と、2010 年5月(1267億円)以来の大きさを記録した。

一方、信託銀は3カ月連続の売り越しとなったが、金額は1228 億円と前の月の5530億円から縮小。生保・損保も8カ月連続の売り越 しながら、売越額は184億円にとどまった。

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