三菱商:今期純利益5000億円の大台に、5期ぶり最高へ

総合商社最大手、三菱商事の今期 (2013年3月期)連結純利益(米会計基準)は5000億円と、5期ぶりに 最高益を更新する見通しだ。豪石炭子会社の販売回復やエネルギー部門 が引き続き伸びるほか、海外自動車事業でタイ洪水の影響からの回復を 見込む機械部門など非資源分野も全般に収益を伸ばすとみている。

8日の発表資料によると、13年3月期の純利益見通しは前期比10% 増を予想している。過去の最高益は08年3月期の4709億円だった。同日 会見した上田良一副社長は「資源、非資源分野ともに着実に強化されて おり十分に達成可能な水準」と5000億円の大台乗せに自信を示した。

三菱商の株価は決算発表直後から上昇幅を一気に拡大し、一時は前 日比5.1%高の1726円を付けた。午後2時34分現在の株価は1713円で推 移している。

12年3月期の純利益は前の期に比べて2.3%減の4538億円だった。 従来予想は同2.8%減の4500億円。主力の豪州の石炭子会社の販売数量 が悪天候やストライキの影響で落ち込んだことが響いた。

セグメント別では原油高が寄与し、エネルギー部門の純利益1206億 円と前の期から266億円増加した。食料関連取引が好調だった生活産業 部門は566億円と103億円増大したほか一過性利益の計上もあった化学品 部門なども増益だった。一方、金属部門は1721億円と前の期を594億円 下回った。前の期にチリ鉄鉱石関連子会社における株式交換益200億円 強を計上したことの反動も出た。

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