【FRB要人発言録】最大雇用、何年もかかる-SF連銀総裁

5月1日から5月6日までの米連 邦準備制度理事会(FRB)要人の主な発言は次の通り。

<5月4日> ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(カリフォルニア州デイナポ イントで講演):最大限の雇用確保という責務の達成にはまだ程遠い。 しかし状況が改善しているのは明らかだ。

<5月3日> ロックハート・アトランタ連銀総裁(カリフォルニア州サンタバーバラ で講演):景気の拡大加速を図るために今の時点で追加金融政策が必要 かどうかは、金融当局の責務である物価安定に対するリスクとの兼ね合 いを考える必要がある。

ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(カリフォルニア州サンタバ ーバラでの講演):現時点で量的緩和第3弾(QE3)を発動すること には賛成しかねる。米経済が悪化すれば、追加資産購入策が正当化され る可能性がある。

ウィリアムズ総裁(サンタバーバラでの講演):最大限の雇用という米 金融当局の責務達成には何年もかかる可能性が高い。失業率はあと数 年、自然失業率を上回る水準が続く。かなりの長期間、金融面での力強 い刺激策を実施し続けることが極めて重要だ。

プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(サンタバーバラで講演):今 年と来年の米経済成長率は約3%と予想する。失業率は13年には7%近 くに下がる。

<5月2日> タルーロ理事(ニューヨークで講演):危機のさなかに生まれた機運が 改革完了前に衰えたり他の問題へ注目が移ることを以前から懸念してい た。多くがやり残されており、やりきれない。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁(バージニア州で講演):追加緩和が 成長見通しに大きなプラス効果を及ぼすとは思えない。むしろインフレ 率の継続的な上昇を引き起こしかねず、そうなった場合、反転させるに は大きな費用がかかる

<5月1日> プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(サンディエゴでの講演で): われわれは金融政策の極めて緩和的なスタンスを3年余り維持する中 で、中長期のインフレリスクに警戒しなければならない。

ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(ビバリーヒルズで):(追 加緩和策の必要性ついて)私自身の考え方では、失業率の押し下げでさ らなる進展が見られなくなるほど経済成長が減速することが、分岐点の 一つだ。

ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(ビバリーヒルズでの会議 で):インフレ期待は十分に抑制されている。当局はインフレを低く比 較的安定した状態に維持する上で相当良い仕事をした。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁(ブルームバーグのインタビュー で):(失業率は)7%を上回ったままの可能性が高く、それに備えて おくべきだと考えている。利上げに踏み切る前に失業率を5%程度まで 完全に引き下げねばならないとの考え方は誤りだと思う。

ロックハート・アトランタ連銀総裁(CNBCのインタビューで): (このところ軟調な経済指標が見られることについて)私としては、自 らの見通しを変えるには時期尚早だと考えている。現時点で新たな行動 に向けた引き金を引くことには、私は若干慎重だ。

エバンス・シカゴ連銀総裁(CNBCのインタビューで):向こう1年 半については、依然2.5-3%成長が見込まれている。

前回の発言録はここをクリックしてください。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE