ユーロ圏:3月の生産者インフレ率は3.3%-6カ月連続で低下

ユーロ圏では3月の生産者インフレ 率が6カ月連続で低下した。景気減速で企業がコスト上昇分を製品価格 に転嫁できない状況を示した。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が3日発表した3月の ユーロ圏生産者物価指数(PPI)は前年同月比3.3%上昇。インフレ 率は2月の3.6%を下回り、2010年6月以来の低水準となった。ブルー ムバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト17人の調査では、中央値 で3.4%上昇が見込まれていた。前月比では0.5%上昇した。

IHSグローバル・インサイトの欧州担当チーフエコノミスト、ハ ワード・アーチャー氏(ロンドン在勤)は発表前のリポートで、「原油 高が企業の利益率に圧力を加えており、既に概して弱く脆弱(ぜいじゃ く)な投資と雇用計画へのさらなる重しとなる可能性がある」とし、 「弱まった経済活動と失業の増加がユーロ圏全体の潜在的な物価上昇圧 力を総じて抑制し続ける公算が大きい」と語った。

27カ国が加盟するEU全体のPPI指数は前月比0.6%上昇、前年 同月比では3.8%上昇した。ドイツの上昇率は前年同月比3.4%と、2月 の3.2%を上回った。一方で、フランスやスペイン、アイルランド、イ タリアではPPIの伸びが鈍化した。

発表によれば、ユーロ圏でのエネルギーコストは前年同月比8.5% 上昇。2月は9.3%上昇だった。中間財は0.9%上昇と、2月の1%上昇 から伸びが鈍化し、投資財は1.1%上昇で変わらずとなった。

原題:Euro-Area March Producer-Price Inflation Slows for Sixth Month(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg.

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