今日の国内市況(5月2日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は3日ぶり反発、米中の景況感改善や為替安定好感-売買低調

東京株式相場は3営業日ぶりに反発した。米供給管理協会 (ISM)製造業総合景況指数や中国製造業購買担当者指数(PMI) の改善、為替の落ち着きが好感され、ファナックなど輸出関連株の一角 が上昇。海外商品市況高の材料も加わり、商社や石油など資源関連株も 高い。

TOPIXの終値は前日比3.38ポイント(0.4%)高の792.87、日 経平均株価は29円30銭(0.3%)高の9380円25銭。

大和住銀投信投資顧問株式運用部の岩間星二ファンドマネジャー は、「米景気指標は予想を下回る傾向があったが、ISMが上回ったこ とはひと安心。中国経済は回復に力強さはないが、ボトムを付けた印象 がある」と指摘した。日本株は、株価純資産倍率(PBR)から判断 し、「やや割安」と言う。

●債券反落、ISM製造業指数改善で米債安・株高-長期金利0.885%

債券相場は反落。前日の米国市場で、4月の供給管理協会 (ISM)製造業景況指数が予想外に上昇したことを受けて、米国経済 に対する楽観的な見方が強まり、株高・債券安となった地合いを継続。 国内株価も反発した中で、円債市場は売りが優勢となった。

JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長 は、「国内株価が値を戻し、円債市場は高値警戒感が出て、売りが優勢 となった。目先は、米雇用統計とフランスやギリシャでの選挙が重要視 されるだろう」と述べた。

東京先物市場で中心限月6月物は5営業日ぶりに反落。前日終値比 8銭安の143円08銭で始まった後、やや下げ幅を縮め、143円14銭まで値 を戻した。しかし午後に入って、再び売りが増え、一時142円97銭まで 下落。結局、18銭安の142円98銭と143円を割り込んで引けた。前日は一 時143円18銭まで上昇し、中心限月の日中で2月14日以来の高値を付け ていた。

●円が全面安、格下げリスク警戒で円売りに拍車-対ドル80円後半

東京外国為替市場では円が全面安。米格付け会社のコメントをきっ かけに、日本の格下げリスクに対する警戒から円売りに拍車がかかり、 円は午後の取引で一段安となった。

ドル・円相場 は前日に1ドル=79円64銭と約2カ月ぶり円高値を 付けた後、米製造業景況指数 の改善をきっかけに海外時間に80円30銭 まで円が反落。その後もみ合いとなり、この日の東京市場でも80円前半 での推移が続いていたが、午後にムーディーズのコメントが伝わると円 売りが強まり、一時3営業日ぶりの水準となる80円61銭まで円安が進ん だ。

クレディ・アグリコル銀行外国為替部ディレクター、斎藤裕司氏 は、「きのうはリスクオンで80円30銭まで行ったが、今の局面はムーデ ィーズのネガティブなコメントに反応したもので、日本の格下げリスク を意識させたのだろう」と解説。「80円30銭にストップ(損失を限定す るための円売り注文)が観測されていたところ、コメントが出たため円 安が進んだ。80円50銭にもまだストップがたまっている模様だ」と話し た。

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