仏大統領選:サルコジ氏に二重のハンディ-討論で起死回生も

フランス大統領選挙の決選投票が近 づく中、現職のサルコジ大統領にとって、第1回投票で首位となった社 会党のオランド前第1書記優位の流れを逆転させる最後のチャンスが訪 れる。選挙戦における最初で最後の討論会が2日夜行われる。

世論調査によれば、オランド候補の支持率は6日の決選投票を前 に53-56%で推移し、優勢が続く。サルコジ氏が3回の討論開催を求め たのに対し、オランド氏はこれを拒否し、フランスの選挙の標準的なス タイルに同意した。サルコジ氏は、欧州債務危機を受けて、候補者が債 務と競争力に関する自らの立場を明確に対比させることが求められてい ると主張している。

調査会社TNSソフレスの世論調査部門の責任者グナエル・ゴー氏 は「サルコジ氏は二重のハンディキャップを背負って決選投票に臨む。 第1回投票で首位になれなかったという象徴的な問題に加えて、2007年 の前回大統領選よりもさらに多くの追加票を獲得しなければならないと いうハンディもある」と指摘。「討論によって形勢を逆転させることは可 能だ。3回の実施を求めていたことから見て、サルコジ氏はこれが極め て重要だと考えているに違いない」との見方を示す。

フランスの失業保険申請が12年ぶりの高水準となる中、オランド氏 は、成長促進のために政府支出の拡大と増税を提唱。サルコジ氏はオラ ンド氏が大統領になれば、フランスが欧州債務危機にさらに深く巻き込 まれるリスクがあると反論している。

22日の第1回投票では、オランド氏の得票率が28.6%、サルコジ大 統領が27.2%だったのに対し、反欧州・反移民を提唱する極右、国民戦 線のルペン党首が17.9%を獲得。共産党が推すジャンリュック・メラン ション氏は11.1%の票を得た。

票読み

イプソスが4月30日公表した世論調査の結果によれば、サルコジ氏 は第1回投票でルペン党首に流れた票の約54%、オランド氏は14%を獲 得することが見込まれるが、残り32%は態度を決めていないか、棄権す る見通し。これに対して、オランド氏はメランション氏を支持した有権 者の80%の票を当てにできる情勢だ。

原題:Sarkozy to Duel Hollande in Last-Chance Debate for Incumbent(抜粋)

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