アジア勢4月米自動車販売:トヨタがけん引-カムリなど好調

4月の米自動車販売では、トヨタ自 動車がアジア勢の伸びをけん引した。消費者の新車需要改善を背景に、 セダン「カムリ」とハイブリッド車「プリウス」が好調だった。

トヨタの販売台数は前年同月比12%増となり、アナリスト8人の予 想平均(10%増)を上回る伸びを示した。ホンダは2.2%減、日産自動 車は0.3%減となった。韓国のヒュンダイモーターカンパニー(現代自 動車)と起亜自動車はそれぞれ0.8%、1%の増加。

自動車価格情報サイト、米トゥルーカー・ドット・コムのアナリス ト、ジェシー・トプラック氏は「トヨタの回復は目を見張るものがあ る」とし、「昨年失った市場シェアを全て取り返しただけでなく、予想 をかなり上回るペースでそれを実現した」と述べた。

米自動車業界分析会社オートデータによると、4月の業界全体の米 自動車販売台数は2.3%増の118万台。クライスラー・グループが20%増 となり、米国勢をけん引した。ゼネラル・モーターズ(GM)は8.2% 減少し、フォード・モーターも5.1%減った。

トヨタの4月の販売台数は17万8044台で、前年同月の15万9540台か ら増加。カムリが21%伸びたほか、プリウスも2万5168台と、2倍余り 増えた。オートデータによると、トヨタの米市場シェアは15%で、前年 同月から1.2ポイント上昇した。

ホンダは12万2012台で、前年同月の12万4799台を下回った。ただ、 減少率は、ブルームバーグがまとめたアナリスト8人の予想平均 (6.7%)より小幅にとどまった。「アコード」は26%増、「CR- V」は9%増となったが、「シビック」の8.8%減少が響いた。市場シ ェアは10.3%で、前年同月(10.8%)から低下した。

インセンティブを縮小

日産は前年同月比0.3%減少。アナリスト8人の予想平均では19% 増が見込まれていた。セダン「アルティマ」が5.8%落ち込んだ。広報 担当デービッド・ロイター氏によると、インセンティブ(販売奨励策) を縮小したほか、レンタカー向けの販売が減った。市場シェアは6% で、前年同月を0.2ポイント下回った。

現代自と起亜自を合わせた販売台数は0.9%増の10万9814台。伸び 率はこの1年余りで最も小幅だったが、アナリスト6人の予想平均 (0.4%)は上回った。

日曜日や祝日を除いた「営業日数」の調整後ではトヨタの販売台数 が26%、ホンダが10%、日産が12%、現代自と起亜の合計が14%それぞ れ増加した。

原題:Toyota Leads Asian Carmakers’ U.S. Gains on Camry, Prius Surge(抜粋)

--取材協力:Craig Trudell.

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