米国株は反落、民間雇用者数伸び減速を嫌気-金融安い

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2日の米国株式相場は反落。ダウ工 業株30種平均は前日、2007年来の高値に上昇していた。この日発表され た民間部門の雇用統計で、雇用者数が予想を下回る伸びだったほか、ユ ーロ圏の失業率が15年ぶり高水準に上昇したことが嫌気された。

S&P500種株価指数の産業別10指数でエネルギー株と金融株が大 きく下落した。チェサピーク・エナジーは大幅安。四半期決算で予想外 の赤字を計上したほか、天然ガス下落の影響で来年に資金不足に陥る恐 れがあると明らかにしたことが嫌気された。バンク・オブ・アメリカ( BOA)も下落。一方、S&Pの住宅建設株価指数は上昇した。

S&P500種株価指数は0.3%下げて1402.31。ダウ工業株30種平均 は0.1%下げて13268.57ドル。

フィフス・サード・アセット・マネジメントのキース・ワーツ最高 投資責任者(CIO)は「どんなにひいき目で見ても労働市場は弱い」 と述べ、「勢いがあると思っていたが、最近の経済統計からは景気が滞 っていることが示唆される。ここで暗いニュースが続けば、市場は打撃 を受けやすくなる」と続けた。

給与明細書作成代行会社のオートマティック・データ・プロセッシ ング(ADP)エンプロイヤー・サービシズが発表した給与名簿に基づ く集計調査によると、4月の米民間部門の雇用者数は前月比で11万9000 人増加と、7カ月ぶりの低い伸びだった。欧州連合(EU)統計局(ユ ーロスタット)の同日発表によると3月の失業率は10.9%だった。

S&P500種は年初から12%上昇した。ブルームバーグのまとめた データによると、4月10日以降に決算を発表したS&P500種採用企業 のうち利益が予想を上回ったのは73%だった。

エネルギー株など下落

S&P500種産業別10指数のうち6指数が下落。エネルギー株価指 数は1.6%下げた。チェサピークは15%安。同社は今年と来年の営業キ ャッシュフロー見通しを最大48%引き下げ、売却予定の資産を拡大し た。今年のキャッシュフロー見通しは27億-30億ドルと、2月時点の予 想(45億-52億ドル)から引き下げられた。

KBW銀行指数は0.9%下落。構成する24銘柄のうち18銘柄が値下 がりした。BOAは1.8%安、シティグループも2.7%値下がりした。

レストラン予約サイトを運営するオープンテーブルは15%下落。同 社の2012年売上高予想の上限は1億6400万ドル。アナリスト予想平均 (1億6850万ドル)を下回った。

住宅建設株

この日はS&P住宅建設株価指数が2.5%上昇。レナーは2.7%高、 D.R. ホートンも3.4%値上がりした。

処方薬大手のCVSケアマークは2.7%上昇。1-3月期の利益が アナリスト予想を上回ったことがが好感された。競合するウォルグリー ンからの顧客獲得が寄与した。

原題:Dow Average Falls From 4-Year High as Jobs Data Trails Estimates(抜粋)

--取材協力:David Wilson、Nikolaj Gammeltoft.

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