上海・深圳の取引所、人民元建てA株の取引手数料引き下げへ

中国の上海、深圳の両証券取引所 は、人民元建てA株の取引にかかる手数料を6月1日から25%引き下げ る。中国証券監督管理委員会(証監会)がウェブサイトで発表した。

それによると、上海と深圳の両証取は買い手、売り手双方から、売 買代金の0.087%を手数料として徴収することになる。また、決済・清 算機関の中国証券登記結算の上海支部は手数料を売買代金の0.375%に 設定するという。

証監会は、中国の資本市場は上場企業数や売買高の増加を背景に拡 大しており、それが手数料の引き下げにつながったと説明。今回の変更 が投資家の負担を軽減し、市場の「健全な発展」を後押しするとの見解 を示した。

ベアリング・アセット・マネジメント(アジア)で域内のマルチア セット戦略責任者を務めるキエム・ドゥ氏は電話取材に対し、「監督当 局は、ここ数年低迷しているA株市場の活性化を図ろうとしている」と 指摘。「変更の意図は言うまでもなく、個人投資家にA株市場に戻って もらい、取引を増やすことだ」と述べた。

ブルームバーグのデータによると、今年に入ってからのA株の1日 当たりの平均出来高は、上海証取が約89億5000万株、深圳が35億株。香 港証取の平均出来高(1530億株)を大幅に下回っている。

原題:Shanghai, Shenzhen Exchanges to Cut A-Share Trading Fees by 25%(抜粋)

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