豪中銀:政策金利0.5%下げて3.75%に、予想外-インフレ鈍化

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)は1日の金融政策決定会合で、政策金利を0.5ポイント引き下げる ことを決めた。インフレ圧力が和らぐ中で、市場予想を上回る幅の利下 げを実施した。

豪中銀は政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目 標を従来の4.25%から3.75%に引き下げると発表。ここ3年余りで最も 大幅な利下げにより、政策金利は約2年ぶり低水準となった。ブルーム バーグ・ニュースがエコノミスト29人を対象に実施した調査では、0.5 ポイントの利下げを予想していたのは2人だけで、残り27人は0.25ポイ ント利下げを見込んでいた。

豪中銀のスティーブンス総裁は声明で、0.5ポイントの利下げにつ いて、「借入金利を適切な水準にするために必要だと判断された」と説 明。向こう1、2年間、「インフレ率は恐らく従来の見通しよりも低下 し」、中銀が掲げる2-3%の目標レンジ内に収まるとの見通しを示し た。

今回の利下げを正確に予測していたエコノミスト2人のうちの1人 であるシティグループのシニアエコノミスト、ジョシュア・ウィリアム ソン氏(シドニー在勤)は「豪中銀は0.5ポイントの利下げを実施し、 これが金融状況の改善を支援すると語っている。私は信頼感も改善され ると思う」と述べる一方、利下げはこれで打ち止めとの見方を示した。

労働組合や企業幹部、政府首脳などからスティーブンス総裁に利下 げを迫る圧力がこの数週間、強まっていた。

財務相の称賛

ギラード豪首相は先月、「現在の経済環境の下で豪中銀が政策金利 の変更が妥当だと判断すれば、家計から企業まで幅広くプラスの効果が 生じ得る」とし、「最も苦しい状況に置かれている経済セクターの多く は間違いなく金利動向により敏感だ」と指摘した。

スワン財務相はこの日の豪中銀の動きを称賛し、政府の「規律あ る」財政政策と低いインフレ率を反映したものだと指摘した。

豪州の1-3月(第1四半期)の消費者物価指数(CPI)は、コ アインフレを示すトリム平均が前期比0.3%上昇と、1998年以来の低水 準となった。全体のCPIは0.1%上昇。市場予想は0.6%上昇だった。

原題:RBA Cuts Key Rate More Than Forecast as Inflation Eases: Economy(抜粋)

--取材協力:Daniel Petrie、Angus Whitley、Jason Scott、Sarah McDonald、Tim Smith、Victoria Batchelor、Victoria Richards、Edward Johnson.

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