薄氏失脚でコンサルタントに注目集まる-中国での成功を左右

事業コンサルタントのマヌエル・フ ェルメール氏にとって中国で取引をまとめるのは、顧客の要望に応えら れるかどうか次第だ。例えば顧客の子息のために留学先を確保すると か、企業での実務研修をアレンジするといったことだ。

ドイツのガイベルクでフェルメール・コンサルタントを経営するフ ェルメール氏は中国で25年以上働いた経歴を持つが、中国で殺害された とされる英国人ビジネスマン、ニール・ヘイウッド氏が行っていたよう な仲介も手掛ける。アストン・マーチンなどの顧客企業を抱えていたヘ イウッド氏は、重慶市トップの共産党委員会書記を解任された薄熙来氏 と知り合うようになったが、報道によれば、英国の全寮制名門パブリッ クスクール、ハーロー校への薄氏の息子の入学で便宜を図ったという。

ヘイウッド氏の死で、こうした仲介役やコンサルタントなど中国で ビジネス上の契約成立を促す個人的な海外ネットワークを持つビジネス マンが注目されている。欧米の商工会議所が市場アクセスが一様でない と不満を漏らす中国で利益を上げたい外国企業にとって、中国に精通す るコンサルタントの需要は大きい。

フェルメール氏は「中国では何が汚職で、何が人脈かを断定するの は多少難しい」と述べ、ある独企業での実務研修を中国の顧客の息子の ためにアレンジすることもあると打ち明けた。

上海にある中欧国際工商学院が今年公表した企業幹部調査によれ ば、回答者248人の91%が中国当局との良好な関係が自社の成功に極め て重要だと答えた。半分以上の回答者が、こうした関係を培うため中国 では本国より多くの時間を充てているという。

原題:Heywood-Bo Link Shows Role of Middlemen in Driving China Deals(抜粋)

--取材協力:Yidi Zhao、Jeremy Hodges、Tian Ying.

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