米中、盲目の活動家めぐる問題で解決探る-米中戦略対話控え

中国の盲目の人権活動家、陳光誠氏 が自宅軟禁から逃れた問題で、米中両国の当局者らは問題解決に向けて 動き出した。5月3、4両日に米中戦略・経済対話を控えており、両国 は同対話に支障を来すことがないよう事態収拾を図りたい考えだ。

キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は29日、同対話 準備のため予定よりも早く北京入りした。2人の米当局者が同日、陳氏 の問題がデリケートであることを理由に匿名で語った。クリントン国務 長官とガイトナー財務長官は同対話に出席する予定だという。陳氏は米 国の保護下にあるとの報道があるが、同当局者はそれ以上のコメントは 控えた。

この問題はオバマ大統領の対中関係への対応で最大級の難問となる 可能性がある。米共和党の大統領候補に事実上決まったロムニー前マサ チューセッツ州知事は、オバマ政権は米国の利益のために十分な闘いを していないと批判している。戦略・経済対話が中止される事態になれ ば、欧州債務危機で既に世界の経済成長に暗雲が漂っているときに、世 界の2大経済大国間の緊張が高まるリスクがある。

米テキサス州に拠点を置く人権活動グループ、チャイナエイドによ ると、陳氏は2010年9月に刑務所から解放されて以来、山東省の自宅で 軟禁下に置かれていた。チャイナエイドの創設者ボブ・フー氏は27日に 電子メールで、事情に詳しい複数の関係者の情報を基に、陳氏は現在北 京で米国の保護下にあると指摘した。

原題:U.S.-China Diplomats Work to Defuse Chen Case Before Talks Begin(抜粋)

--取材協力:Peter S. Green、Alexander Kowalski、Julie Hirschfeld Davis、Kathleen Hunter、Indira A.R. Lakshmanan、Gail DeGeorge、Ian Katz、Michael Forsythe、Nathaniel Espino、Wenxin Fan、John Walcott.

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