米財務長官:中国は金融システム管理緩和を-元の上昇必要

ガイトナー米財務長官は26日、中国 に対して金融システムに対する国家統制の緩和と預金上限金利の引き上 げを求めた。サンフランシスコで講演した。

同長官は「金融セクターの改革は中国の成長持続にとって不可欠で あり、その成長は米国の企業や労働者に多大な好機をもたらす」と発 言。「中国の金融改革により、米企業との競争で中国国有企業が持つ主 な利点の一つが減るだろう」と述べた。

ガイトナー長官は来週、中国を訪問し当局者と会談する。米国は、 中国の為替水準や知的財産権など長年にわたる問題を提起する見通し だ。

ガイトナー長官は、米国が2009年初めから対中輸出をほぼ倍増させ るなど、中国をめぐる目標で「大幅な進展があった」と指摘。また、米 知的財産権保護の改善の約束など、中国の一連の動きを評価した。

また、中国が自動車損害賠償責任保険や債券引き受けなどを外国企 業に開放したと指摘。「このような重要な進展にもかかわらず、われわ れには未完の仕事があるほか、今後は新たな課題がある」と述べた。

過剰貯蓄

同長官は「中国の金融システムは今でも、国営企業に優先的に融資 する大手国有銀行に支配されており、預金金利は包括的に管理されてい る」と指摘。このようなシステムは、リターンをインフレ率以下に制限 することで、消費者を過剰な貯蓄に走らせ、消費を抑制しているとの見 解を示した。

同長官は「預金金利の上限が引き上げられれば、中国の家計は今よ りも高い貯蓄リターンを稼げるようになるため、所得が増加して貯蓄す る必要が減り、米国などの商品やサービスの消費を拡大できるだろう」 と述べた。

同長官はまた、人民元の柔軟性拡大の動きを歓迎する一方、「元の 不均衡の修正プロセスはまだ完了しておらず、元相場はドルや他の主要 通貨に対して一段と上昇する必要がある」との見解を示した。

原題:Geithner Urges China to Relax Control of Financial System (1)(抜粋)

--取材協力:Aki Ito.

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