EU:域内銀のバーゼル規制猶予を検討、米銀が適用免れれば

米国などの銀行がバーゼル資本・流 動性規制の完全実施を免れる場合、欧州連合(EU)圏内の銀行は同規 制実行の一部猶予を認められる可能性がある。

バーゼル銀行監督委員会による世界的な規制実行の際に、域内の銀 行が競争面で不利にならないよう、EU議会は対策を検討している。ブ ルームバーグが入手した文書で明らかになった。

「バーゼル3」として知られる資本・流動性規制は2008年の米リー マン・ブラザーズ・ホールディングス破綻後に発生した金融危機の再発 を防止することが狙い。欧州委のバルニエ委員(域内市場・金融サービ ス担当)はこれまで、2010年に承認された同規制を米国がどのように適 用するのか「見守る」と表明している。

バーゼル3実施に関する法律の欧州議会での採択で中心的な役割を 果たすオスマル・カラス議員(オーストリア)は同文書で、世界的な競 争レベルに対応できるよう適切な措置を取る権限が、欧州銀行監督機構 (EBA)とEUの行政執行機関である欧州委員会に与えられるべきだ と提言している。

バーゼル委は3日、米国や中国など8カ国で同規制の実施が遅れて いると指摘。24日付のリポートによれば、米国はバーゼル委が2004年に 合意したバーゼル2もまだ完全には実行していない。

カラス議員は今回の文書で、EBAが各国による同規制の実施状況 を「定期的に審査」するよう求めている。

原題:EU Weighs Basel Reprieve for Banks If U.S Rivals Avoid Rules (1)(抜粋)

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