米国のBSE検査数、05年以降90%減少-消費者団体が懸念

米農務省(USDA)の統計による と、牛海綿状脳症(BSE)の検査を受けた牛の頭数が2005年以降、 約90%減少している。消費者団体は、米国の食料供給を脅かすと懸念を 表している。

米国では24日、カリフォルニア州で同国内では4例目となるBSE 感染牛が確認された。ビルサック米農務長官は25日、検査は適切で消費 者が食肉の安全性を再確認できるよう努めていると表明した。

USDAのデータによると、昨年9月30日までの1年間に検査され た頭数は約4万頭と、05年の39万9575頭から減少している。同省は減少 について、調査のため一時的に検査が急増した時期があったことに関連 していると説明した。

米消費者連盟の食料政策研究所のディレクター、クリス・ウォルド ロップ氏はインタビューで検査の減少について、米国が利用できる飼料 の制限など他の予防措置への依存を強めていることを意味し、これらの 予防手段は完全に確実なものではないため懸念されると述べた。

ウォルドロップ氏は「検査がそれほど多く実施されていなければ、 防護壁はより完全でなければならないし、防護壁には抜け穴がある」と 指摘。「長期にわたって確認されていなかったのに今回確認されたのだ から、監視体制を見直し強化するのは当然だ。何か新たな事態が進行し ていないか判断するため、少なくとも一時的にそのような体制を取る必 要がある」と語った。

USDAの主任獣医師ジョン・クリフォード氏はインタビューで検 査数の減少について、BSEの有病率を測定するため04-06年に検査が 急増したことを理由として挙げた。

原題:Testing for Mad Cow Disease Falls 90% Since 2005, USDA Says(抜粋)

--取材協力:Rudy Ruitenberg.

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