英国:1-3月GDP速報、前期比0.2%減-70年代来の2番底

英経済は2012年1-3月(第1四 半期)に前期比で縮小した。建設低迷が響いて2四半期連続のマイナス 成長となり、再びリセッション(景気後退)入りした。当局者に景気回 復策を迫る圧力が高まる見通しだ。

英政府統計局(ONS)が25日発表した第1四半期の国内総生産( GDP)速報値(季節調整済み)は前期比0.2%減。昨年10-12月(第 4四半期)は0.3%減だった。ブルームバーグがまとめたエコノミス ト40人の調査では中央値で0.1%増が見込まれていた。

第1四半期GDPは前年同期比では変わらずとなった。エコノミス ト31人の予想中央値は0.3%増だった。

ノムラ・インターナショナル(ロンドン)のエコノミスト、フィリ ップ・ラッシュ氏は、GDP統計について「財政再建プログラムを支援 する要因とはならないため、政府内で懸念が高まる公算が大きい」と発 言。「データは悪い内容で、イングランド銀行(英中央銀行)が5月に 量的緩和で最後となる250億ポンドの追加を実施するとの見方を支える ものだ」とも語った。

ポンドの対ドル相場は統計発表後に下落。ロンドン時間午前9時46 分(日本時間午後5時46分)現在は、前日比0.3%安の1ポンド =1.6095ドルで取引されている。

発表によると、建設が前期比3%減少し、2009年第1四半期以降で 最大の落ち込みとなった。鉱工業生産は0.4%減り、製造業は0.1%減 小。経済で最も大きな部分を占めるサービス業は0.1%増加。輸送や通 信などが好調だった。

英景気が2番底に陥ったのは1975年以来。エコノミスト調査によれ ば、ユーロ圏もリセッション入りしたと見込まれている。英財務省と国 際通貨基金(IMF)の予測では、今年の英経済成長率は前年と同じプ ラス0.8%となる見通し。

原題:U.K. Returns to Recession in First Quarter on Building Slump (2)(抜粋)

--取材協力:Mark Evans、Scott Hamilton.

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