今日の国内市況(4月25日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は5日ぶり反発、金融やアップル関連買い-円安、米決算好感

東京株式相場は5営業日ぶりに反発。為替の円安や米国企業の堅調 な決算を受け投資家心理が好転し、証券や保険など金融株、電機や精密 機器といった輸出関連株の一角が買われた。米アップルの大幅増益決算 が好感され、同社サプライヤーに挙げられる太陽誘電やイビデン、フォ スター電機なども高い。

TOPIXの終値は前日比5.55ポイント(0.7%)高の809.49、日 経平均株価は同92円97銭(1%)高の9561円1銭。日経平均の上げ幅は 一時100円を超す場面もあった。

セゾン投信運用部の瀬下哲雄ポートフォリオマネジャーは、米国の 住宅関連指標の底打ちや企業の好決算を受け、「投資家心理が改善し、 海外市場が上昇した流れを継承した」と見ていた。ただ、日米の金融政 策決定会合や大型連休中の仏大統領選などを控え、「投資家は動きづら い。ポジションを本格的に動かすのは連休明けになる」と言う。

●債券は反発、超長期債を中心に買い圧力-日米金融政策を見極め

債券相場は反発。前日の米国市場で債券安・株高となった流れを引 き継いで売りが先行したものの、超長期債を中心に買われ、相場が下支 えされた。

東京先物市場で中心限月6月物は、前日比5銭安の142円74銭で開 始した直後に9銭安まで下落したが、午前9時半過ぎにプラス圏に浮 上。午後の取引にかけては前日の終値付近でもみ合っていたが、再び買 い圧力がかかり、一時は7銭高の142円86銭まで上値を伸ばした。結 局、3銭高の142円82銭で取引を終えている。

現物債市場で、長期金利の指標となる新発10年物の321回債利回り は前日比横ばいの0.93%で始まった後、午後にかけてじりじりと低下。 一時は1.5ベーシスポイント(bp)低い0.915%まで下げた。午後3時過 ぎからは0.92%で推移。20年物の135回債利回りは1bp低い1.72%。30 年物の36回債利回りは1bp低い1.895%まで低下した。

●円売り先行、リスク回避緩和で一時全面安-日米金融政策見極めへ

東京外国為替市場では円売りが先行し、一時、主要通貨に対して全 面安となった。堅調な株価を背景にリスク回避の緩和に伴う円売り圧力 が継続。日本銀行の追加金融緩和観測も引き続き円の重しとなったが、 米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀金融政策決定会合と注目イベ ントを控えて、一方的に持ち高を傾けづらく、午後にかけては円を買い 戻す動きも見られた。

ドル・円相場は一時、1ドル=81円56銭と2営業日ぶりの水準まで ドル買い・円売りが進行。その後は円が下げ渋り、前日のニューヨーク 市場午後遅くの水準(81円32銭)付近まで値を戻す場面があった。

三井住友銀行市場営業統括部の山下えつ子チーフ・エコノミスト は、FOMCでは「特段サプライズはない」とみており、FOMC通過 後は「すぐに日銀会合で何か緩和的な追加策が出るだろうという予想で 少し円安に動いていく展開」を予想。ただ、日銀の決定も資産買い入れ 等基金の増額など「言われているような具体策のどこかに落ち着くとみ られ、そうであれば、結果を見てあらためて動くということもあまりな いだろう」と語った。

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