Citigroup Forecasting Wider Deficit Roils Indian Rupee

過去最大に達したインドの貿易赤字 は、原油相場高によってさらに拡大すると、シティグループとアクシス 銀行が予想した。赤字拡大はルピーの重しとなり、同国の債券に対する 投資家の需要を減退させる見通しだ。

インドの昨年度(2011年4月-12年3月)の貿易赤字は前年比56% 増の1850億ドル(約15兆420億円)。商工省のクラール次官が19日、ニ ューデリーで記者団に語った。ルピーは今月に入って2.3%安と、アジ アで最悪のパフォーマンスとなった。世界のファンドは、インド債の保 有高を2月29日の過去最高水準から15億ドル(4.9%)縮小した。

シティグループは、今年度の経常収支の赤字が対国内総生産( GDP)比で過去最高の4%になると予想。インドは原油消費国4位 で、輸入コストが上昇するからだ。インド10年債の米国債に対する利回 り上乗せ幅は、652ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)。これ に対し、中国は158bp、韓国は186bpだ。

CLSAアジア・パシフィック・マーケッツのシニアエコノミス ト、ラジブ・マリク氏(シンガポール在勤)は20日のインタビューで、 「経常赤字は持続不可能な水準に拡大しており、インドは資金調達を資 本流入に大きく依存している」と指摘。「赤字を円滑に賄うのに十分な 資本が流入しない可能性があり、ルピー安につながるだろう」と述べ た。

同氏は、インド・ルピー相場が年末までに6%下落し、過去最安値 となる1ドル=55ルピーを付けると予想している。

原題:Citigroup Forecasting Wider Deficit Roils Rupee: India Credit(抜粋)

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