米ウォルマート:メキシコ当局者への贈賄の可能性を調査

小売り世界最大手、米ウォルマー ト・ストアーズは、一部の幹部が2000年代初めに出店の認可をめぐって メキシコ当局者に賄賂を贈ったとされる問題で調査を進めていることを 明らかにした。また、内部調査が不十分だった可能性についても調べて いる。

出店の迅速化を図るために複数のメキシコ当局者に2400万ドル (約19億5000万円)余りの贈賄工作が行われた証拠をウォルマートがつ かんだと米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が報じたことを受け て、同社は21日、新たな調査を行っていることを認めた。

同紙によると、当時のウォルマートの最高経営責任者(CEO)で 現在も取締役を務めるリー・スコット氏を含む経営幹部らは、05年に最 初の調査が行われた後、贈賄の可能性に関する説明を受けた。

ウォルマートは、この問題について米司法省および証券取引委員会 (SEC)と自発的に協議したことを明らかにした。同社はさらに海外 腐敗行為防止法(FCPA)の違反が疑われる場合に問題の処理を経営 レベルの判断に委ねるため、監査手続き・内部統制を強化する方針。

同社の広報担当、デービッド・トーバー氏は21日の発表資料で、 「当社はFCPAの順守を非常に真剣に考えており、事業展開している 全ての国で強力かつ効果的な汚職防止プログラムに積極的に取り組む考 えだ。いかなる部署やレベルにおいてもFCPAの違反を容認しない」 と強調した。

ウォルマートは取締役会の監査委員会を通じて昨年の秋から最新の 調査を開始した。トーバー氏は発表資料で、まだいかなる結論にも達し ていないと説明した。

ウォルマートは2000年代にメキシコで急速に事業を拡大。年次報告 書によれば、世界全体の店舗数1万店余りのうち、メキシコ国内で 約2088店舗を展開している。

原題:Wal-Mart Probes Allegations of Bribes to Mexican Officials (抜粋)

--取材協力:Eric Martin、Joshua Goodman.

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