安住淳財務相と日本銀行の白川方明 総裁は20日午後(日本時間21日午前)、ワシントンで開かれた20カ国・ 地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の閉幕後に記者会見した。財務 相は、焦点となっていた国際通貨基金(IMF)の資金基盤強化が前進 したことについて、欧州は危機が再来しないよう引き続き油断しないこ とが必要だと述べ、財政再建などへの自助努力を求めた。

今回のG20は、欧州の政府債務問題の拡大防止に向けたIMFの資 金基盤強化を中心に討議。IMFの融資能力を拡大するため、4300億ド ル(約35兆円)を超える追加拠出で合意した。今回の追加拠出で、 IMFの支援能力は2倍近くに強化された。日本政府は600億ドル (約4.8兆円)の資金協力を先に表明済み。

日本の資金支援は外国為替資金特別会計の外貨を活用する。政府は リーマン・ショック後の2009年にも、世界的な金融危機の拡大回避へ IMFに対し最大1000億ドル(約8兆円)の緊急融資制度を設定。うち 返済される見通しである半額程度を軸に支援規模をまとめた。

一方、政府は欧州に対する支援の一環として、ユーロ圏の救済基金 である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)が10年1月以降に発行 した総額393.39億ユーロの債券のうち、約12%を購入している。

--取材協力:. Editors: 小坂紀彦, 杉本 等

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