SMBC日興証のアジア株ファンド、4年9カ月ぶり大型設定

SMBC日興証券が2日に当初募集 を開始した追加型投信「日興JFアジア・ディスカバリー・ファンド」 は、販売額が当初募集の上限と定めた1300億円に達した。

ブルームバーグ・データによると、当初設定額が1300億円規模とな った場合、国内投信としては2007年7月にドイチェ・アセット・マネジ メントが設定した「DWS 地球温暖化対策関連株投信」の1541億円以 来の高水準になる。

同証券の角川真司アセットマネジメント・マーケティング部長は、 販売額が膨らんだ背景について「中国やインドなどの急成長でアジアの 経済規模が拡大していくなか、地理的な距離の近さで日本を含めた相互 の貿易量も増加していくとのコンセプトが賛同を得た」と電話取材で述 べた。

また、日本株をほとんど組み入れないアジア株ファンドが多いな か、同ファンドは「日本株がある程度組み入れられることも顧客の理解 が深まった一因」と同氏は指摘する。アジアの高成長は魅力だが、他国 の企業はよくわからないため投資しにくいという投資家も取り込んだ。

運用会社のJPモルガン・アセット・マネジメントの資料では、ア ジア経済圏で活躍する日本企業の例として、中国のインフラ需要を取り 込むナブテスコ、インドの高い経済成長を狙うオムロン、ASEAN地 域での中間所得層の拡大を狙うユニ・チャームが挙げられている。

2月末のモデル・ポートフォリオでは国別構成比で日本が30%と最 も高く、次いで中国、香港、インドネシア、韓国、台湾など。投資対象 銘柄の例として、日本のシスメックス、香港のジャーディン・マセソ ン・ホールディングスとギャラクシー・エンターテインメント・グルー プ、インドネシアのアストラ・インターナショナルとユナイテッド・ト ラクターズ、タイのPTTグローバル・ケミカルを掲載している。

当初募集は24日までだが、13日に1300億円に到達したため募集販売 を打ち切った。25日の設定後、継続募集額上限5000億円で販売を再開す る予定。現在も顧客の関心は高いといい、設定後にさらに販売額を伸ば していく可能性がある。

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