オリンパス:経営刷新で20日臨時総会-新体制の課題は資本充実(訂正)

オリンパスは20日、経営陣刷新目 的で臨時株主総会を開く。会社提出の議案が承認されれば、総会後の 取締役会で、稼ぎ頭である内視鏡事業に携わってきた笹宏行執行役員 の社長昇格や、メーンバンクの三井住友銀行出身の木本泰行氏の会長 就任が決まる。

新経営陣は、損失隠し対応の決算訂正により昨年末に4.4%まで低 下した自己資本比率の改善策をまとめる。不祥事の再発防止のため、 新取締役候補11人のうち過半数の6人は社外取締役となる。現取締役 は全員退任するが、うち2人は幹部級の社員として残留の方向。

過去の買収を問題視して昨秋解任され、株主として総会に出席す るため来日中のマイケル・ウッドフォード氏は、19日に都内で記者会 見し、笹氏には「大きな組織を運営した経験がない」などと批判。取 締役退任予定の2人が社内に残ることも「間違いだ」と語り、会社側 の議案に反対する意向を示した。

海外株主9社は、オリンパスが木本氏を会長として受け入れるこ とは「銀行側に対して不適切な影響力を与える意向がある」として遺 憾の意を表明。米議決権行使助言会社ISSも、再建や財務安定には 笹氏では不適切として、会社側の提案に反対するよう株主に勧告して いる。

いちよし投資顧問の秋野充成運用部長は、損失隠し問題を経て「オ リンパスがどう変わったか分からない」と指摘。経営について「投資 家はまだ、疑いの目で見なくてはならない」とコメントしている。

オリンパスは自己資本充実の手法として、他社と資本提携を行う か単独で改善させるかを5月中にも決める方針。資本提携先としてソ ニー や富士フイルムホールディングス、テルモが取りざたされている が、笹氏は3日のブルームバーグ・ニュースのインタビューで、増資 するかしないかは「ニュートラル(中立)」と述べていた。

--取材協力:藤村奈央子

Editors: 駅義則, 沖本健四郎、室谷哲毅

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