フランスとスペイン入札、発行目標達成-利回りは上昇

スペインとフランスは19日に入札を 実施し、合計で130億5000万ユーロ(約1兆4000億円)相当を調達し た。いずれも目標に達したが利回りは上昇した。

スペインは2年債と10年債で計25億4000万ユーロ相当を発行(目標 上限は25億ユーロ)。フランスはインフレ連動債も含め計105億ユーロ を発行し、目標(110億ユーロ)をおおむね達成した。

スペインの10年債の指標銘柄の平均落札利回りは5.743%。1月の 前回入札時の落札利回りは5.403%だった。フランスの5年債の平均落 札利回りは1.83%。3月15日の入札では1.78%だった。

スペインではラホイ首相が財政赤字削減に苦戦。フランスでは22日 に第1回投票が行われる大統領選挙で社会党のオランド党首が当選する ことへの懸念があり、これらを背景に利回りが上昇。スペインの10年債 利回りは3月初めに比べ約1ポイント、フランスは10ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)余り高くなっている。

INGグループのシニア金利ストラテジスト、アレッサンドロ・ジ アンサンティ氏はこの日の「入札は問題がなかった」が、「両国ともリ スクは残る。フランスでは選挙をめぐり、オランド氏が当選すれば赤字 削減努力が後退するとの懸念がある」と話した。

スペイン経済省の入札後の電子メールによると、同国は今年に入り 中・長期債430億ユーロを発行し、通年の計画の半分の調達を終えた。 スペインは4日の国債入札で3年債と5年債の発行高が目標の下限付近 にとどまり、流通市場での10年債利回りはそれ以降に約40ベーシスポイ ント上昇した。

スペインの10年債の応札倍率は2.42倍(1月19日は2.17倍)、2014 年10月償還債が3.28倍だった。フランスはインフレ連動債25億2000万ユ ーロ以外の合計の応札倍率が2.6倍だった。

19日の流通市場でフランス10年債は下落し利回りが一時3.09%、ド イツ債との利回り格差が139bpに達した。

スペインの10年債も下落し、利回りはロンドン時間午後4時18分現 在で8bp上昇の5.91%。

原題:Spain Joins France to Sell $17 Billion Debt as Yields Rise

--取材協力:Angeline Benoit、David Goodman.

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