米財務省:住宅金融の代替案を模索-不確実さが市場の妨げ

米財務省当局者はファニーメイ(連 邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)に代わる 住宅金融制度の政府によるセーフティーネットを設立し、低所得者向け の住宅ローンの支援を続ける提案に傾いている。こうした話し合いにつ いて説明を受けた3人の関係者が明らかにした。

ガイトナー財務長官は最近、ファニーメイとフレディマックを段階 的に縮小するとの案を数週間以内に公表する可能性があると公の場で語 った。関係者によれば、この提案は法案に向けた詳細なものというより 幅広い概要になる可能性が高く、すぐに公表されるかどうかはまだ決ま っていない。

財務省は提案を示す時期について、政治と経済の現実的なバランス を取る必要がある。大統領選挙をめぐる政治的動きと議会での民主、共 和両党の根深い対立があるため、住宅金融をめぐる改革が年内に法制化 に至る可能性は低い。

米ブルッキングズ研究所のカレン・ディナン副所長は、はっきりと した青写真が示されないことが住宅市場の継続的な弱さにつながってい ると指摘。連邦準備制度理事会(FRB)でエコノミストをしていた経 歴のある同副所長は、「住宅金融制度の将来をめぐる不確実さが住宅市 場と民間住宅金融市場の回復の妨げになっている。ルールが将来どのよ うになるのか分からず、市場参加者にとっては判断を下すのが極めて難 しい状況だ」と述べた。

米住宅市場が崩壊状態となった2008年、ファニーメイとフレディマ ックは政府の管理下に置かれ、巨額の公的資金が投入された。住宅ロー ンにおける政府の役割縮小・廃止を目指す共和党は、両社を対象に少な くとも18本の法案を提出している。

原題:Fannie Mae Fix By Treasury Said to Preserve U.S. Mortgage Role(抜粋)

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