米国株:反落、インテルなどテクノロジー安い-決算を嫌気

米株式相場は反落。決算を発表した インテルやIBMなどテクノロジー株の下げが響いた。S&P500種株 価指数は前日、約1カ月ぶりの大幅高となっていた。

インテル、IBMとも1-3月(第1四半期)の売上高は2009年以 降で最も低い伸びにとどまった。投資・保険会社バークシャー・ハサウ ェイのクラスA株も売られた。同社率いる資産家ウォーレン・バフェッ ト氏が、前立腺がんの第1ステージとの診断を受けたことに反応した。 住宅ローン保証や生命保険を手掛けるジェンワース・ファイナンシャル は大幅安。オーストラリアでの損失拡大を理由に、同国で住宅ローンを 保証する部門の新規株式公開(IPO)計画を延期したことが嫌気され た。アップルはゴールドマン・サックス・グループによる利益予想の上 方修正を受けて上げる場面もあったが、結局下げて終了した。

S&P500種は前日比0.4%安の1385.14。ダウ工業株30種平均 は82.79ドル(0.6%)下げて13032.75ドル。

フォート・ワシントン・インベストメント・アドバイザーズのニッ ク・サージェン最高投資責任者(CIO)は「利益はそれほど良くな い」とし、「相場が大きく上げてきた時に、一部の代表的なテクノロジ ー企業から期待外れな数字が出ているという状況だ」と説明した。

インテルが17日明らかにした4-6月(第2四半期)の粗利益率の 見通しは、一部のアナリスト予想を下回った。またIBMの第1四半期 の売上高は予想に届かなかった。

市場は「脆弱」

資産運用会社ブラックロックのローレンス・フィンク最高経営責任 者(CEO)は、相場は第1四半期に上昇したものの、世界的に市場は 「脆弱(ぜいじゃく)」な状態が続いており、顧客の間では依然として 大きな不安感が広がっていると指摘。投資家は依然悲観的であり、顧客 はアクティブ運用型の株式商品から資金を引き揚げ、上場投資信託 (ETF)のようなパッシブ型の商品に投資しつつあると説明した。

S&P500種の業種別10指数では9指数が下落。金融とテクノロジ ーの下げが目立った。

インテルは1.8%安の27.95ドル。IBMは3.5%下げて200.13ド ル。IBMの第1四半期の売上高は0.3%増の247億ドル、インテルの売 上高は0.5%増の129億ドルで、両社とも09年7-9月(第3四半期)以 来の低い伸びとなった。

「命脅かすものではない」

バークシャーのクラスA株は1.3%安の11万9750ドル。バフェット 氏の前立腺がんの状態について、「命を脅かすものではない」と説明し たものの、売りが広がった。バフェット氏が投資家に宛てた書簡による と、同氏は7月から2カ月間、放射線治療を受ける。治療期間中の出張 は制限されるが、それ以外に日常の生活習慣を変えることはないとい う。

同氏は書簡で「とても良い気分で、いつもの良好な健康状態にある ようだ。私のエネルギーレベルは100%」とした上で、「健康状態に変 化があれば株主に即座に知らせる。もちろん最終的にはそうすることに なるが、その日はずっと先のことだと信じている」と述べた。

ジェンワースは24%安の5.87ドル。下落率は08年11月以降で最大と なった。同社が17日遅くに発表したところでは、今年第2四半期に予定 されていたIPOは、13年初めに先送りされた。

アップルは0.2%下げて608.34ドル。この日は前日終値を挟んで一 進一退の展開となった。ゴールドマンは、アップルの「非常に重大な一 年」が始まるとして、同株式の買いを助言した。

原題:U.S. Stocks Decline as Intel, IBM Slump After Reporting Results(抜粋)

--取材協力:Ian King、Beth Jinks、David Wilson、Alexis Leondis.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE