今日の国内市況(4月18日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株3日ぶり反発、欧州悲観薄れ輸出、金融中心高い-景気期待も

東京株式相場は3日ぶりに反発。スペインの短期証券入札を無難に 通過し、欧州債務問題に対する悲観ムードが後退した。国際通貨基金 (IMF)が世界経済の成長予想を上方修正したことも好感され、自動 車など輸出関連、証券や銀行といった金融株中心に上昇。不動産や非鉄 金属株の上げも目立った。

TOPIXの終値は前日比16.18ポイント(2%)高の819.27、日 経平均株価は同202円55銭(2.1%)高の9667円26銭。両指数とも、週初 2日分の下げ分を埋めた。

BNPパリバ・インベストメント・パートナーズの清川鉉徳執行役 員は、4月に入ってからリスクオフとなり、投資家は年初来好調だった 日本株にも持ち高調整を続けてきたが、「株価の下げや為替の円高に一 服感が出てくる中、スペインの入札を無事通過したことをきっかけに、 トレーディング取引など短期筋の買いが入った」とみていた。

●債券反落、欧州懸念緩和や国内株高を嫌気-円安傾向も売り手掛かり

債券相場は反落。スペイン政府実施の入札が無事に通過し、欧州債 務懸念の緩和で米国債相場が下落した地合いを引き継いだ。国内株高や 円安基調も売り手掛かり。半面、超長期債は前日からの買いが継続して 底堅い推移となった。

東京先物市場で中心限月6月物は、前日比7銭安の142円66銭で始 まり、一時は12銭安まで下落した。午後に入るといったんは3銭安まで 下げ幅を縮めたものの、株高加速が重しとなり、結局は11銭安の142 円62銭で取引を終えた。

JPモルガン証券の山脇貴史 チーフ債券ストラテジストは、債券 相場について「株高や為替が円安に振れているので、調整の動きとなっ ている。高値警戒感もある」と説明。もっとも、「きのうの5年債入札 は良かったので売りも限られている」とも話していた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物の321回債利回りは 横ばいの0.935%での推移が続いていたが、午後3時半過ぎから は0.94%となっている。前日は一時0.93%と、16日に記録した2010年11 月以来の水準まで下げていた。5年物の103回債利回りは同0.5ベーシス ポイント(bp)高い0.29%。前日は0.28%まで下げ、3月8日来となる昨 年来最低に並んだ。

●円全面安、海外情勢の悲観修正や日銀緩和期待で-対ドル81円前半

東京外国為替市場では、主要16通貨に対して円全面安の展開が継 続。対ドルでは1ドル=81円台前半で約1週間ぶりの安値で推移した。 海外の経済情勢に関する過度の悲観論修正を背景にリスク回避の動きが 緩和する中、日本銀行の追加緩和期待が円売りを後押しする格好となっ た。

ドル・円相場 は朝方に付けた80円84銭を円の上値に午前8時すぎ には81円台を回復。その後もじりじりと円が水準を切り下げ、正午すぎ には81円43銭と、10日以来の水準まで円安が進んだ。午後4時現在は81 円26銭付近で取引されている。ユーロ・円相場も正午すぎに一時1ユー ロ=106円90銭と、3営業日ぶりの円安値を付けた。

三菱東京UFJ銀行金融市場部の亀井純野シニアアナリストは、ス ペインの入札結果や世界経済に関する好材料を背景に、「短期的にリス ク許容度が幾分改善」する格好となり、週初からのリスクオフ(回避) に伴う円買いの巻き戻しが入ったと指摘。さらに、西村清彦日銀副総裁 の講演内容が伝わると、円一段安の展開につながったと説明している。

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