ゴールドマン:1-3月利益は予想上回る-増配も発表

米ゴールドマン・サックス・グルー プの2012年1-3月(第1四半期)決算は、前年同期比23%の減益とな った。1株当たり利益はアナリスト予想を上回った。一方、債券・通 貨・商品トレーディングからの収入は米銀シティグループやJPモルガ ン・チェースに後れを取った。

ゴールドマンの17日の発表によると、第1四半期純利益は21億1000 万ドル(約1700億円)と、前年同期の27億4000万ドルから減少。1株利 益は3.92ドルとなり、ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリス ト24人の予想平均の3.55ドルを上回った。同社は四半期配当を31%引き 上げ1株当たり46セントとすることも発表した。増配は06年以来で初め て。

債券トレーディング収入は20%減少し34億6000万ドル。リスクテー クも06年以来の水準に減らした。JPモルガンの先週の発表によると、 同行の債券トレーディング収入は11%減の46億6000万ドル、シティグル ープが16日発表した同事業収入は4%減の36億5000万ドルだった。

アトランティック・エクイティーズのアナリスト、リチャード・ス テート氏はゴールドマンの第1四半期について電話インタビューで、 「利益は実際、アナリスト予想平均を上回ったが、JPモルガンとシテ ィグループの強い数字に比べ幾分残念な内容だと思われる」と述べた。 「市場は恐らくゴールドマンの絶好調を期待していただろう」と付け加 えた。

第1四半期の収入は99億5000万ドルと、前年同期の119億ドルか ら16%減少した。アナリスト15人の予想平均である94億1000万ドルは上 回った。1株当たり純資産額は134.48ドルと、昨年末の130.31ドルから 増大した。

ロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)は発表資料 で、「景気と市場環境の改善が続いており、当社の事業の組み合わせは 収入が大きく伸びる余地を生む」と説明した。

ゴールドマンは一日の取引で生じ得ると想定される最大の損失額、 バリュー・アット・リスク(VAR)を平均で9500万ドルと、前四半期 の1億3500ドルから減らした。

株主資本利益率(ROE)は12.2%。11年第1四半期はバークシャ ー・ハサウェイへの優先株配当を除いたベースで14.5%だった。

営業費用は67億7000万ドルと、前年同期の78億5000万ドルから縮 小。報酬費用は16%減少し43億8000万ドル。3月末時点の従業員数は3 万2400人で、前年同時期の3万5400人を下回っていた。

セールス・トレーディングを手掛けるインスティチューショナル・ セキュリティーズ部門の収入は51億7000万ドルで、前年同期を14%下回 った。同部門内の債券・通貨・商品トレーディング収入は34億6000万ド ルと前年同期の43億3000万ドルから減少。

株や証券、不動産への投資の収益を含む投資・融資部門の損益は19 億1000万ドルのプラス。投資銀行部門の収入は11億5000万ドルとアナリ スト5人の予想の上限の9億9300万ドルを超えた。

原題:Goldman Sachs Net Falls as Debt Trading Lags Behind JPMorgan (1)(抜粋)

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