今日の国内市況(4月17日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株小幅続落、欧州懸念根強く輸出安い-代金連日の1兆円割れ

東京株式相場は小幅続落。スペインなど欧州債務問題への懸念が根 強く、輸送用機器や精密機器など輸出関連株が安い。ただ、米国の小売 売上高が市場予想を上回ったことなどで売り圧力も限定的。主要株価指 数は方向感に乏しい動きが終日続く中、東証1部の売買代金も連日で1 兆円を割れた。

TOPIXの終値は前日比0.74ポイント(0.1%)安の803.09、日 経平均株価は同5円93銭(0.1%)安の9464円71銭。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの三沢淳一執行役員・株 式運用部長によれば、「5月にかけて欧米を中心に重要イベントが目白 押しで、投資家は積極的に売り買いしづらい」という。きょうは、為替 やアジア株も総じて動きが鈍く、「手掛かり難の中、模様眺め気分が強 かった」と話していた。

●債券上昇、5年と10年金利は昨年来最低-5年入札結果受け買い安心

債券相場は上昇。午後に発表された5年債入札結果が順調だったこ とを受けて、買い安心感が広がった。5年債と10年債利回りは昨年来最 低まで達した。

みずほ証券の三浦哲也チーフマーケットアナリストは、「5年債入 札結果は良好だった。日銀の追加緩和期待が強く、相場にもほぼ織り込 んだ感じ」と説明した。もっとも、「ここから一段と相場の上値を追う のには慎重」との認識も示している。

東京先物市場で中心限月6月物は3営業日続伸。前日比4銭安 の142円65銭で始まり、直後に7銭安まで下落した。しかし、午後零 時45分の5年入札結果発表後に買いが増えると上昇に転じ、終了間際に は142円74銭と日中で3月7日以来の高値を付けた。結局は4銭高の142 円73銭と、きょうの高値圏で引けた。長期金利の指標となる新発10年物 の321回債利回りは同1bp高い0.94%で始まり、午前は同水準で推移。 午後に入ると徐々に水準を切り下げ、1時過ぎからは0.93%と、前日に 記録した2010年11月以来の低水準に並んで推移している。

●ユーロが反落、スペイン国債入札を警戒-ドル・円は80円半ば付近

4月17日(ブルームバーグ):東京外国為替市場ではユーロが反 落。スペインの国債入札を控えて、欧州債務問題に対する警戒感が根強 く、ユーロは前日の海外市場での上昇幅を縮める展開となった。

ユーロは対ドルで1ユーロ=1.31ドル半ば付近から一時、1.3091ド ルまで軟化。前日には2カ月ぶり安値(1.2995ドル)を付けた後、反発 し、米国時間には1.3148ドルまで値を戻していた。ユーロ・円相場も海 外時間に1ユーロ=105円後半まで戻したが、その後ユーロは伸び悩 み、この日の東京市場では105円29銭まで値を切り下げた。ドル・円 は80円34銭から80円55銭のレンジで推移。

三菱UFJ信託銀行資金為替部の塚田常雅グループマネージャー は、スペインの国債入札について「買い手不足が露呈した場合には一段 のセンチメントの悪化の可能性は十分あるが、ある程度セーフティネッ トが用意されているため、カタストロフ(破滅)的な展開まで発展する とは考えにくい」と指摘。一方で、今後債務危機や経済の停滞による資 産劣化で金融機関の健全性への懸念が顕在化してくれば、状況が一段と 深刻化する可能性が高いとし、「その場合、当然一段のユーロ安の可能 性を想定しておかなければならない」と語った。

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