ECBはスペインとイタリアの国債購入拡大可能-モルガンS

欧州中央銀行(ECB)はスペイン とイタリアが万が一債務再編を行う場合に投資家がより大きな損失負担 を迫られるとの懸念を煽らない形で両国債の購入を拡大する余地があ る。米モルガン・スタンレーが指摘した。

ストラテジストのエレイン・リン氏とローレンス・マトキン氏は13 日付の調査リポートで、スペインやイタリアが債務再編の事態となった 場合に、民間投資家がECBの下位に置かれるとの憶測は「誇張されて いる」と指摘した。スペイン政府当局者が金融市場の混乱を抑制するた め、ECBに証券市場プログラム(SMP)を通じて同国債の購入を呼 び掛けたことを受け、両国の国債相場は16日に下落した。

両ストラテジストはスペイン国債とドイツ国債の利回り格差(スプ レッド)に言及し、「最近のスプレッド拡大は新たなSMP購入を正当 化するだろう」と分析。「公的部門によるイタリアとスペインの国債の 現行保有水準からみると、SMPを通じて両国債をまだあと13%以上を 購入することが有効だろう」との試算を示した。

スペインの10年物国債利回りはロンドン時間16日午前10時55分(日 本時間同午後6時55分)時点で14ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇し6.12%。一時は6.16%と、昨年12月1日以来の高水準 に達した。イタリアの10年物国債利回りは9bp上昇し5.61%。

モルガン・スタンレーは、ECBがイタリア国債の7.5%とスペイ ン国債の7.3%を保有していると試算している。

原題:ECB Can Boost Spanish, Italian Bond Buying, Morgan Stanley Says(抜粋)

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