石原知事:尖閣諸島を都が買収へ-ワシントンの講演で明かす

東京都の石原慎太郎知事は米ワシン トンで講演し、沖縄県の尖閣諸島を都の予算で買収する計画を明らかに した。年内の合意を目指す。金額については言及を避けた。尖閣諸島を めぐっては中国が領有権を主張している。

石原知事はワシントンのヘリテージ財団のシンポジウムで16日午後 (日本時間17日未明)講演し、尖閣諸島の魚釣島、北小島、南小島を買 収することで所有する民間人と交渉に入ったことを明らかにした。都議 会などの承認を得て、年内に正式に契約を締結する意向という。同席し た中沢基行知事本局政策部政策担当部長が発言内容を明らかにした。

尖閣諸島は石垣島の北約150キロメートルにあり、沖縄本島と台湾 の間に位置する。日本外務省のウェブサイトによれば、中国政府は1970 年以降、尖閣諸島の領有権を主張している。一方、日本政府は、同諸島 の領有権問題の存在自体を認めていない。2010年には尖閣諸島付近で操 業中だった中国漁船と、これを違法操業として取り締まった海上保安庁 の巡視船との間で衝突事件が起こっている。

石原知事は、ワシントンの講演で「東京が尖閣を守る」との趣旨の 発言を行った。また尖閣周辺の海は豊かな漁場であることを指摘、同諸 島の取得に意欲を示した。知事が帰国する19日以降、具体的な交渉に入 る見込みだ。

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