海洋リグ稼働が最高水準、運搬船需要増えドックワイズ収益増

原油・ガス需要増に対応して海上の リグ(掘削設備)の稼働が過去最高水準に達している。リグを運搬する 海運会社ドックワイズ、フェアスター・ヘビー・トランスポートの収益 も黒字に転換している。

プラトー・マーケッツ(オスロ)の推計によると、セミサブマーシ ブル型(半潜水型)、ジャッキアップ型(甲板昇降型)リグ数は約675 基で、さらに130基が設置される予定。ブルームバーグがIHSフェア プレーのデータを基に集計したデータによると、重量物運搬船は97隻あ り、3隻が発注されている。アナリスト6人の予想平均だと最大手の重 量物運搬船海運会社ドックワイズの株価は、向こう1年間に18%上昇す る見通し。

国際エネルギー機関(IEA)のデータによると、世界の原油需要 は過去10年間で17%増えた。エネルギー各社は海上掘削で新油田の開発 を進めている。世界最大の海上リグ運営会社トランスオーシャンは水 深2.3マイル(約3700メートル)で掘削できる。掘削設備を運搬する会 社の収益は増加している。一方、石油タンカーや鉄鉱石運搬船を保有す る海運会社は能力過剰と不採算のレートで赤字に悩んでいる。

ケプラー・キャピタル・マーケッツ(アムステルダム)のアナリス ト、アンドレ・マルダー氏は「陸上の原油生産は既にピークを付けてお り、沿岸ももうすぐピークを打ちそうだ。そうすると海洋油田の開発圧 力は強まる。海洋のプラットフォームは大型化しており、多くの機器を 沖合数百マイルの油田まで船で運ぶ必要性が出てくる」と述べた。

原題:Record Offshore Oil Drilling Returns Dockwise to Profit: Freight(抜粋)

淡路毅 +81-3-3201-2107 tawaji@bloomberg.net

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