NY原油:シーウェイ方向逆転の日程前倒しや米小売売上高で

ニューヨーク原油先物相場は反発。 シーウェイ・パイプラインの輸送方向を反転する日程が前倒しされたこ とや、3月の米小売売上高の伸びが予想を上回ったことが背景。

ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油とブレ ント原油の価格差は2月以来の幅に縮小した。カナダのエンブリッジと 米エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズは規制当局への届け出 で、オクラホマ州クッシングからメキシコ湾岸への同パイプラインを通 じた原油輸送を5月に開始すると明らかにした。米商務省が発表した3 月の小売売上高(速報値)は、季節調整済みで前月比0.8%増加。ブル ームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.3%増 だった。

BNPパリバ・プライム・ブローカレッジ(ニューヨーク)のディ レクター、トム・ベンツ氏は「シーウェイ・パイプラインの輸送方向は 反転され、メキシコ湾岸への供給が増えることになる」と指摘。「米経 済指標を見ると、前向きな内容のものが多い。米経済の改善が続くなら ば、着実な需要が見込まれる」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物5月限は前営業 日比10セント(0.1%)高の1バレル=102.93ドルで終了。年初から は4.2%値上がりしている。

原題:Crude Rises on Earlier Seaway Reversal Date, U.S. Retail Sales(抜粋)

--取材協力:Grant Smith、Emre Peker、Shobhana Chandra、Aaron Clark.

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