対米中長期証券投資:2月は買越額が縮小、欧州懸念緩和で

2月の対米証券投資は買越額が前月 から縮小した。欧州債務危機に緩和の兆しが出ていたことが背景。

米財務省が16日発表した2月の対米証券投資統計によると、外国の 政府と投資家の中長期金融資産取引額は外国人からみて101億ドルの買 い越しにとどまった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中 央値は425億ドルの買い越しだった。1月は1024億ドル(速報値1010億 ドル)の買い越しに修正された。

株式スワップなど短期資産を含む金融資産の合計は1077億ドルの買 い越しと、前月の31億ドルの買い越し(速報188億ドルの買い越し)か ら買越額が拡大した。

IDEAグローバルの為替ストラテジスト、ケビン・チャウ氏(ニ ューヨーク在勤)は統計発表前に、「一定の米国債買いは見込まれる が、1月に見られたような大規模なものとはならないだろう」と指摘。 「2月はリスク資産が好調だったように、リスク選好が強かった。た だ、欧州が市場の信頼感を高めるような大規模パッケージを打ち出すま で、欧州債務危機は収束しない。これまでのところ、欧州の試みは不十 分だ」と話していた。

中国は引き続き世界最大の米国債保有国で、2月の保有額は前月か ら127億ドル増加の1兆1800億ドル。日本は米国債保有第2位で131億ド ル増の1兆1000億ドルとなった。香港は62億ドル増えて1405億ドル。

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原題:Foreign Demand for U.S. Assets Slowed on European Easing (1)(抜粋)

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