今週の米指標:小売売上高は増加の見通し、住宅販売も安定か

米国では3月に小売売上高が増加 し、住宅需要にも安定化の動きが見られたとエコノミストらはみてい る。

米商務省が16日発表する3月の小売売上高は、ブルームバーグ・ニ ュースがまとめたエコノミスト71人の予想中央値で前月比0.3%増の見 込み。2月は同1.1%増と5カ月ぶりの高い伸びだった。また、3月の 住宅着工件数と中古住宅販売件数、鉱工業生産指数はいずれも前月を上 回ると予想されている。

ドイチェ・バンク・セキュリティーズの米国担当シニアエコノミス ト、カール・リカドンナ氏(ニューヨーク在勤)は「小売売上高は良く 持ちこたえているようだ」と指摘。「ガソリン価格がまだ消費に影響を 与えていないこと知らせる重要なシグナルだ。家計収入は伸びが続いて いる」と述べた。

小売売上高の伸びが2月を下回ると見込まれるのは、自動車販売の 減速によるところが大きいとみられる。自動車関連の調査会社ワーズ・ オートモーティブ・グループによれば、3月の米自動車販売は年率換算 で1430万台と、2月の1500万台から減少した。ただ、1-3月期は四半 期としては4年ぶり高水準だった。

自動車を除く3月の小売売上高は前月比0.6%増が見込まれてい る。2月は同0.9%増だった。

住宅市場は安定化

一方、住宅市場は安定化しつつある。商務省が17日発表する3月の 住宅着工件数(季節調整済み、年率換算、以下同じ)は70万5000件(予 想中央値)と、2月の69万8000件から増加が予想されている。

全米不動産業者協会(NAR)は19日に3月の中古住宅販売件数を 発表する。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値では、 前月比0.7%増の462万戸が見込まれている。

米連邦準備制度理事会(FRB)が17日発表する3月の鉱工業生産 指数も上昇した見込み。エコノミスト予想中央値によると、前月 比0.3%上昇となったとみられる。2月は同横ばいだった。

ニューヨークとフィラデルフィアの両連銀が発表する管轄地区の製 造業景況指数は、ともに前月を下回る水準が見込まれるものの、4月も 生産活動の拡大が続いたことが示されるもようだ。

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原題:Retail Sales Probably Climbed in March: U.S. Economy Preview(抜粋)

--取材協力:Chris Middleton.

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