北朝鮮の発射強行で米国に波紋-オバマ政権の戦略に批判も

クリントン米国務長官が北朝鮮に 「挑発行為」をしないよう警告した数時間後、北朝鮮政府はロケット発 射を強行し、北朝鮮に自制を求める米国の戦略は再び失敗した。

北朝鮮が13日に発射したロケットは直後に分解し、韓国沖の黄海上 にその破片が落下したが、地球の裏側、米国でも波紋が広がった。11月 の大統領選挙での共和党候補として指名がほぼ確実となったミット・ロ ムニー前マサチューセッツ州知事は、オバマ大統領の進める対話を通じ た対北朝鮮政策が「弱腰」であることが北朝鮮の行動によって示され、 現政権の「無能さ」が浮き彫りになったと述べた。

民主党、共和党にかかわらず米政権は数十年にわたり、金融制裁を 科し、食糧支援の中止をちらつかせ、国連決議を支持してきたが、北朝 鮮の核兵器・ミサイルの開発を終わらせることができないでいる。

米タフツ大学のスンヨン・リー教授(朝鮮問題研究)は、「世界一 の超大国が発展の遅れた国にこれまでも、そして今も対応できていない というのは不可解だ」と話す。北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で は、北朝鮮が「一貫して大国より優位に立っている」と指摘する。

国連安全保障理事会は13日、北朝鮮のロケット発射への対応を話し あうため会合を開いた。現在の安保理議長国である米国のライス国連大 使は、北朝鮮の行動を「遺憾」だとし、安保理は国連決議違反であると の認識で一致していると表明した。

原題:North Korea Launch Shows Obama Lacks Clout Like Predecessors(抜粋)

--取材協力:Flavia Krause-Jackson、Margaret Talev.

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