4月13日の欧州マーケットサマリー:株は反落、スペイン債下落

欧州の為替・株式・債券・商 品相場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3084   1.3188
ドル/円             80.97    80.89
ユーロ/円          105.94   106.68


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  253.40     -3.96    -1.5%
英FT100     5,651.79   -58.67    -1.0%
独DAX      6,583.90   -159.34   -2.4%
仏CAC40    3,189.09   -80.70    -2.5%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .13%        -.01
独国債10年物     1.74%       -.05
英国債10年物     2.04%       -.04


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,666.50    -2.00     -.12%
原油 北海ブレント        121.09      -.43     -.35%

◎欧州株式市場

欧州株式相場は反落。週間ベースでは昨年8月以来最長の連続安と なった。ユーロ圏債務危機に関する懸念が再燃したほか、中国の第1 四半期(1-3月)の経済成長率が予想以上に鈍化したことが響いた。

イタリアの銀行大手、ウニクレディトやポポラーレ・ディ・ミラノ 銀行を中心に銀行株が下落。スペインの銀行最大手サンタンデール銀行 は3.2%値下がりした。仏コンピューターサービス会社キャップ・ジェ ミニは5.1%安。一方、仏化粧品メーカーのロレアルは第1四半期の売 上高がアナリスト予想を上回ったことをきっかけに買い進まれた。

ストックス欧州600指数は前日比1.5%安の253.40で終了。 週間では4週連続の下落となった。

SAMサステイナブル・アセット・マネジメントのカイ・ファシン ガー氏(チューリヒ在勤)は「中国の春節(旧正月)後には通常力強い 成長がみられるが、今年はそれがなかったようだ」と指摘。「中国の経 済情勢はぜい弱だと考えているが、成長刺激に向けた政治的な行動を期 待している」と述べた。

この日の西欧市場では、18カ国すべてで主要株価指数が下落した。 クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場ではスペイン国債の 保証コストが過去最高を更新。CMAのデータによると、スペイン国債 のCDSスプレッドは17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上昇し498bpとなった。これまでの最高は昨年11月23日に付けた 493bp。

◎欧州債券市場

13日の欧州債市場ではスペイン国債が下落し、10年債利回りは 一時6%に達した。予算削減や欧州中央銀行(ECB)の措置が域内の ソブリン債危機の拡大食い止めに結びついていないとの観測が広がっ た。

スペイン国債は週ベースでも下げ、2週連続安となった。この日の 発表で、スペインの銀行の欧州中央銀行(ECB)からの借り入れが前 月から約50%増えたことが示された。イタリア国債は3日ぶりに下落。

一方、ドイツ国債は堅調。同国の3月のインフレ率が低下したほ か、中国の景気鈍化を背景に、域内で最も安全とされるドイツ国債の需 要が高まった。

RBCキャピタル・マーケッツの欧州金利ストラテジスト、ノーバ ート・アウル氏は「スペインの大規模な財政措置では、新政権が財政を 完全にコントロールしていると市場を納得させるには不十分だったこと が浮き彫りとなった」と述べ、「おおよそ見込まれていた借り入れ増大 に対する市場の反応は現状に対する緊張感を示すものだ。スペインへの 圧力は続くだろう」と語った。

ロンドン時間午後4時36分現在、スペイン10年債利回りは前日比 16ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の5.98%。一時は 6%に達した。今週は22bp上昇、先週は40bpの大幅上昇だった。同 国債(表面利率5.85%、2022年1月償還)価格はこの日、1.375下げ

99.06となった。

CMAのデータによると、クレジット・デフォルト・スワップ (CDS)市場で、スペイン国債の保証コストが過去最高を更新した。 同国債のCDSスプレッドは17bp上昇し498bpとなった。これまで の最高は昨年11月23日に付けた493bp。

ドイツ10年債利回りは前日比6bp低下の1.73%。10日に は1.639%まで下げ、昨年9月23日に付けた過去最低の1.636%まで 1bpに迫った。ドイツ2年債利回りは1bp下げ0.13%。10日に最 低となる0.091%を付けた。

◎英国債市場

英国債相場は3日ぶりに上昇。中国経済の伸びが鈍化し、アナリス ト予想を下回ったことを背景に、比較的安全とされる英国債の需要が 高まった。

英10年債は週間ベースで上昇し、4週連続高となった。スペインの 銀行の欧州中央銀行(ECB)からの借り入れが3月に前月比でほ ぼ50%増えたことから、ユーロ圏の債務危機が深刻化しつつあるとの懸 念が強まった。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・ス タメンコビッチ氏(エディンバラ在勤)は「中国の国内総生産 (GDP)が予想を下回ったほか、スペインの銀行セクターの財弱(ぜ いじゃく)な兆候が増えた」と指摘し、「中核国の国債が買われ、英国 債も同様の動きとなった」と語った。

ロンドン時間午後4時24分現在、10年債利回りは前日比5ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.04%。同国債(表面利 率4%、2022年3月償還)価格は0.465上げ117.51。前週末比では 12bp下げた。3月16日の水準からは41bp下回っている。

中国国家統計局が13日発表した中国の1-3月期GDPは前年同期 比8.1%増と、昨年10-12月(第4四半期)の8.9%増から鈍化した。 エコノミスト予想では8.4%増が見込まれていた。

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参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク 大塚 美佳 Mika Otsuka +1-212-617-5823 motsuka3@bloomberg.net Editor: Tsuneo Yamahiro 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net

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