米国:10代の就業者数、女性が男性上回る

米国で10代の就業者数のうち女性が 男性を上回っている。景気改善に伴ってサービス業や小売業の雇用が増 える一方、建設業などが伸び悩んでいるためだ。

BGOVバロメーターによると3月の16-19歳の女性就業者数 は225万人と、2011年1月以降11万人増加した。一方、男性は208万人 で10万9000人減少した。米労働統計局のデータによると、この年齢層の 就業者のうち男性は48.1%を占める。

米国の就業者数は過去1年間に190万人増加し、小売業で13万1000 人、サービス業で59万7000人増えた。住宅建設の過去最悪の低迷からの 回復が遅いため、建設業での増加は5万5000人にとどまった。

コーネル大学の労働・教育研究ディレクターを務めるケート・ブロ ンフェンブレナー教授は「労働市場で需要が増えているのは男性が就こ うとしない仕事で、市場も男性を求めていない」と指摘する。米国で は07年末のリセッション(景気後退)開始以降、510万人の雇用が失わ れており、非農業部門雇用者数は18カ月連続で増加しているものの、依 然、回復過程にある。賃金が同水準であれば経験の豊富な労働者が選好 されるため10代は年齢層のより高い求職者と競合することになる。

ペンシルベニア大学のベッツィ・スティーブンソン教授(経営・公 共政策)によれば、リセッション以降、10代の就業者数では男性の落ち 込みが目立っている。同教授は「建設業と製造業の雇用減少が要因であ ることは確かだ」と述べた。

--取材協力:Alexandre Tanzi、Kristy Scheuble.

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