IMF、中国の中期的な経常黒字見通しを下方修正へ-関係者

国際通貨基金(IMF)は、中国の 中期的な経常黒字の見通しを下方修正する。IMF報告書の草稿に目を 通した関係者2人が明らかにした。

IMFは昨年9月、中国の2015年と16年の経常黒字について、国内 総生産(GDP)比7%強との見通しを示していた。同関係者らによる と、新しい予想は17日に発表されるIMFの世界経済見通し(WEO) に含まれる。数字が未公表であることを理由に匿名を条件に語った。

世界2位の経済大国である中国の昨年末時点での外貨準備高は3 兆1800億ドル(約257兆円)に上り、米議員から同国は輸出促進のため 人民元相場を低く抑えているとの批判を浴びた。IMFで中国担当責任 者を務め、現在は米ブルッキングズ研究所の上級研究員であるエスワー ル・プラサド氏は、中国の経常黒字見通しの引き下げにより、同国に元 上昇の容認を求める圧力は弱まる可能性があると指摘する。

同氏はこの新たなIMF見通しについて、人民元が「過小評価され ているという推定が後退することを意味するのは確かだ」とした上で、 これが「大幅な過小評価という判断の撤回に十分」かどうかが重要な問 題だと述べた。

この見通し修正については、米紙ウォールストリート・ジャーナル (WSJ)が先に報じていた。IMFスポークスマンのウィリアム・マ レー氏は同報道に関するコメントを控えた。

原題:IMF Said Ready to Cut Forecast for China Current-Account Surplus(抜粋)

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