【テクニカル分析】ドルは85円へ上昇、2年後100円も

みずほコーポレート銀行の田中宏幸 チーフテクニカルアナリストは、ドル・円相場は先月半ばまで急上昇し た反動で調整局面にあるが、いずれ昨年4月以来となる1ドル=85円台 前半まで上昇するとみている。週足の一目均衡表が、2月に始まったド ル高・円安基調の継続を示唆しているという。

ドル・円相場は2007年6月に約4年半ぶり高値124円14銭を付けて から下落局面に入り、昨年10月31日には75円35銭の戦後最安値を記録。 政府・日本銀行の円売り・ドル買い介入を誘発した。しかし、今年2月 1日の76円03銭を底に、先月15日には84円18銭と約11カ月ぶりの高値を 付けた。その後はじり安。足元では81円台前半を中心に推移している。

田中氏は、週間ベースの終値が2月に一目均衡表(週足)で2本の 先行スパンに挟まれた「雲」を上抜けた点を重視。「過去には例外なく トレンドが変わった。05-07年以来の大きな流れだ。昨年や一昨年と同 じ程度のドル高・円安では終わらない」と述べた。目先は、一目均衡表 (日足)の「雲」上限までの下げが調整の目安だと予想した。

調整終了後は、相場の潜在的な方向性を示す基準線(月足、現在85 円17銭)が当面の上値めどになると予測。同基準線への到達は「08年以 来となるので、それなりに達成感が出る」と説明した。さらに「最終的 には100-105円程度が上値めどになる」と予想。「いったん大きなボト ムを付けると、01年や05年のように、月足の『雲』上限を超える水準ま で2年程度かけて上昇する」と指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE