米アルコア:1-3月期は予想外の黒字、アルミ受注が増加

米アルミ生産最大手、アルコアの1 -3月(第1四半期)決算は予想外の黒字となった。自動車メーカーや 飲料用缶メーカーなどの顧客から受注が増加したほか、コストがかかる 精錬工場を閉鎖したことが寄与した。

10日の発表資料によると、1-3月の純利益は9400万ドル(約76億 円、1株当たり9セント)と、前年同期の3億800万ドル(同27セン ト)から69%減少。リストラ費用などを除いた1株損益は10セントの黒 字となった。ブルームバーグがまとめたアナリスト19人の予想平均は4 セントの赤字だった。

売上高は60億1000万ドルと、前年同期の59億6000万ドルから増加。 アナリスト12人の予想平均は57億7000万ドルだった。

アルコアは北米や欧州の古い工場を閉鎖する一方で、サウジアラビ アで110億ドル規模の合弁事業を進めた。同社によると、この事業は世 界で最も効率性の高い統合アルミ生産工場になる見通しだ。

シティグループのアナリスト、ブライアン・ユ氏はリポートで決算 について、「あらゆる事業分野で予想以上に高かった収益性にけん引さ れた」と語り、「恐らく経費抑制が主に寄与した」と述べた。

アルコアは通常、ダウ工業株30種平均の構成企業で最初に四半期決 算を発表している。株価は時間外取引で一時5.4%高の9.82ドル。この 日の通常取引終値でみると、年初来騰落率はマイナス48%で、ダウ工業 株構成銘柄で最大の下げを記録している。

工場閉鎖にもかかわらず、アルコアの一次アルミニウム生産は1- 3月期に5.2%増の95万1000トンとなった。アルミニウム協会の9日の リポートによると、米国とカナダのアルミ生産業者によるパイプや棒な どアルミ押出製品の出荷は3月20日までの1年間に前年同期比13%増え ている。

原題:Alcoa Posts Surprise Profit After Orders Rise, Plants Shut (2)(抜粋)

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