11年の株安予測的中のグリートフェルド氏、12年の株高を予想

世界の大手投資銀行の欧州担当株式 ストラテジストらが2011年の株価上昇を予想した際、ウニクレディトの タモ・グリートフェルド氏は彼らは間違っていると指摘した。株価は3 年ぶり大幅安となり、同氏が正しかったことが証明された。

グリートフェルド氏は今、景気と企業収益の改善に伴い、ユーロ・ ストックス50指数が今年末までに2700に上昇すると予想している。これ は5日終値を約13%上回る水準。ブルームバーグ・ニュースが先月、ス トラテジスト11人を対象にまとめた調査の予想平均では、1%下落が見 込まれていた。

ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースなど 同業他社は10年末に欧州株の12%上昇(予想中央値)を見込んでいた。 欧州ソブリン債危機が悪化し、スペインとイタリアの国債利回りがユー ロ導入後の最高水準に達する中、ユーロ・ストックス50指数は11年の取 引を前年比17%安で終えた。ところが、今年1-3月(第1四半期)は 同期としては06年以来の大幅な上昇率を記録。米経済指標が相次いで市 場予想を上回ったほか、欧州中央銀行(ECB)が域内の金融機関に巨 額の資金供給を行ったことが追い風となった。

ユーロ・ストックス50指数は今年に入り先週末時点で3.3%上昇。 一方、S&P500種株価指数は11%の値上がりだ。グリートフェルド氏 は株価上昇が続く公算は大きいと予想し、ECBの期間3年の長期リフ ァイナンシングオペ(公開市場操作、LTRO)が株式需要を押し上げ ているほか、米経済指標の改善が続いており、アナリストによる企業の 収益予想がプラスに転じていることを理由に挙げた。

同氏は「12年は株式にとって明るい年となるはずだ。われわれはリ スクの兆しを見逃すことなく、いかにして好機から利益を得るかという 課題に集中している」と語った。

原題:Greetfeld Predicts Stocks Rally After Calling Last Year’s Slump(抜粋)

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