インド:短期金利、3年2カ月ぶり高水準から低下

インド金融市場では、シン首相が成 長てこ入れのための歳出を加速する中、短期金利が3年2カ月ぶり高水 準から低下している。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、3カ月物コマーシャル ペーパー(CP)金利は10.5%と、4月に入り75ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)低下。3月には11.9%まで上昇していた。米国の 3カ月物CP金利は4bpの下げにとどまり、中国は横ばいとなってい る。インドの銀行各行が今月4日、資金不足を賄うため中央銀行から借 り入れた金額は7860億ルピー(約1兆2560億円)と、少なくともこの3 カ月で最低となった。

インド政府が年金支給や道路建設、電話サービス敷設を含む総額15 兆ルピーの今年の歳出計画を始動するのに伴い、手元資金の流動性は改 善されると、ドイツ銀行は予想する。政策当局者が今年度のインド成長 率は7.6%と、前年度の6.9%から加速すると予測する中で、世界の投資 家のルピー建て債券保有は12四半期連続で増加している。

オランダの金融サービス最大手の傘下にあるINGインベストメン ト・マネジメントのK・ラマナサン最高投資責任者(CIO)は9日の インタビューで、「政府の支出拡大に伴い、資金状況は改善されるはず だとみられている」と指摘。「その結果、短期金利はかなり低下するだ ろう」と付け加えた。同氏は3カ月物CP金利が向こう2カ月で9.25% に低下すると予想している。

4月4日時点でインドの3カ月物CP金利は25bp低下して、2 月14日以来の水準である10.5%まで低下した。それでも同期間の米国 CP金利を10ポイント前後上回っている。中国の同期間のCP金利 は4.2%だった。

原題:Money-Market Rates Drop From Highest in 38 Months: India Credit(抜粋)

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