中国株に買いシグナル-バリュエーションは6年ぶり割安水準

中国政府の景気刺激策で同国経済の ハードランディング回避を予想するグローバル資産運用会社は、2005年 以来の低水準にある中国株のバリュエーション(株価評価)を買いを促 すシグナルと受け止めている。

ブルームバーグとMSCIが集計したデータによると、MSCI中 国指数は先月、世界の株価指数の中で最も値下がりし、予想株価収益率 (PER)は9倍に低下。MSCIオール・カントリー・ワールド・イ ンデックス(ACWI)に対して23%割安な水準にある。両指数の格差 がこれほど広がったのは05年12月以来で、その後1年間の中国指数の上 昇率はACWIを約60ポイント上回った。

アリアンツ・グローバル・インベスターズは、1日発表された中国 の3月の製造業購買担当者指数(PMI)が1年ぶりの高水準となり、 同国が輸出の鈍化を克服していることが示されたことから、中国株が今 後上昇すると予想。シュローダーズは、中国当局が目標の7.5%を上回 る経済成長率維持を図るため、財政支出を増やすとともに金融緩和に踏 み切る可能性があるとみている。

GLGパートナーズの新興市場担当のロンドン在勤共同責任者、バ ート・ターテルブーム氏は3月28日のインタビューで、「明らかに非常 に魅力的と思われる水準に中国株は達しつつある」と述べた上で、「当 社は持ち高を増やしている」と語っていた。

主に香港上場の中国株で構成されるMSCI中国指数は先月6.8% 下落し、MSCIとブルームバーグがデータを取る70カ国・地域の株価 指数で最大の下落率だった。

アリアンツ・グローバル傘下のRCMでアジア太平洋地域の最高投 資責任者(CIO)を務めるレイモンド・チャン氏は2日、ブルームバ ーグテレビジョンとのインタビューで、「特に欧米の投資家の多くが中 国のハードランディングを非常に懸念している」と述べる一方、「中国 当局はハードランディング回避に使うことができる数多くの政策手段を 備えている」との見方を示していた。

原題:Cheapest Equities in Six Years Lure Schroders: China Overnight(抜粋)

--取材協力:Belinda Cao.

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