関西電力大飯原子力発電所3、4号 機(福井県おおい町)の再稼働に向けて4大臣会合が9日夜開かれた。 枝野幸男経済産業相は会合後の記者会見で、9日に提出された関電の安 全対策実施計画(工程表)について、「再稼働の安全基準におおむね適 合している」と述べた。週内に開く次回会合で見落としがないか再確認 したうえで地元自治体に再稼働を要請する。

関電は日本の電力会社で原発依存度が49%と最も高い。このまま原 発が停止したままで、夏の電力需要ピーク期を迎えると電力不足に陥る 可能性が高い。

東京電力・福島第一原発が炉心溶融事故を起こして以降、日本の原 発は相次ぎ停止した。現在稼働中なのは54基中、北海道電力の泊原発3 号機1基だけ。稼働率は1.9%で、その泊原発3号機も5月5日には定 期点検に入り運転を停止する。ゴールデンウィーク期間中に日本の原発 は全て停止する。

9日の4大臣会合では、原発が再稼働しない場合、関電管内で2010 年並みの猛暑ならば供給力が19.6%不足するとの電力需給見通しが示さ れた。

共同通信によると、地元おおい町の時岡忍町長は9日、関電の工程 表について、「十分なもので、良いのではないか」と評価した。

大飯原発から10キロメートル離れている小浜市にある羽賀寺の玉川 正隆住職は原発の再稼働について、微妙な問題としつつも関電に関連し た会社に勤めている人が多いことから、原発が停止し続けた場合の地元 経済への影響にも懸念を示した。

--取材協力:Tsuyoshi Inajima、堀江政嗣. Editors: 淡路毅, Hideki Asai

淡路毅 +81-3-3201-2107 tawaji@bloomberg.net

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