【個別銘柄】ニコンやカルソカン安い、電力上昇、エイチーム買い集中

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:ホンダ(7267)が前日比1.1%安の3065円、日産自動 車(7201)が1%安の869 円、TDK(6762)が1.2%安の4535円な ど。スペインの国債入札で需要が低調だったことを受け、同国の10年国 債利回りは4日、24ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇 し、5.7%と1月上旬以来の高水準を付けた。欧州債務問題に対する警 戒感が再び強まり、日本時間5日の東京外国為替市場では、ユーロが軟 調で、1ユーロ=108円台前半と約3週間ぶりの円高水準で推移。収益 懸念から輸出関連株が総じて売りに押された。

ニコン(7731):1.9%安の2425円。BNPパリバ証券は4日付 で、投資判断を「買い」から「ホールド」に引き下げた。簡野邦彦アナ リストは、限定的な上値余地やキヤノンのミラーレス機投入に伴う業績 悪化の可能性を勘案した、と英文メモに記述する。一方、想定為替レー トを修正し、今期の連結営業利益予想を959億円から1011億円に増額。 目標株価を2400円から2700円に引き上げた。

ポイント(2685):2.9%安の2924円。4日発表の12年2月期連結 決算で、営業利益は前の期比19%減の124億円と、アナリスト10人の事 前予想値平均135億円に8%届かず、会社計画も12%下回った。野村証 券の鎌田佳美アナリストは、「ローリーズファーム」の値引き販売が続 き、粗利益率の悪化は想定以上、と指摘した。同証では目標株価を3900 円から3300円に引き下げ、投資判断は「中立」で据え置いた。

昭和電工(4004):3.8%高の190円。今夏までに、HDDで世界シ ェア約4割の米シーゲイト・テクノロジーへ磁気ディスクの納入を始め る、と5日付の日本経済新聞朝刊が報じた。これにより、世界の主要 HDDメーカー全社への納入果たすといい、業績寄与を期待した買いが 先行している。

ガリバーインターナショナル(7599):2.5%安の3145円。13年2 月期の連結営業利益は前期比20%減の50億円になる見通し、と4日に発 表した。新車のエコカー補助制度の影響を受け、中古車オークション市 場の動向が不透明とみている。前期の連結営業益は前の期比22%減の62 億円だった。

電力株:関西電力(9503)が3.2%高の1309円、九州電力(9508) が2.9%高の1197円など軒並み高い。東証業種別33指数では、電気・ガ ス株が1.5%高で上昇率トップ。野田佳彦首相は4日、関西電大飯原発 3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に向け8日にも枝野幸男経済産 業相を同県に派遣し、西川一誠知事に協力を要請する方針を固めた、と 共同通信が5日報じた。原発再稼働への期待から、収益懸念が和らい だ。

日本金銭機械(6418):2.4%高の765円。海外市場は低調ながら、 国内遊技場向け機器分野でパチスロ機の人気回復が想定以上で、12年3 月期の連結営業利益は前の期に比べ95%増の10億5000万円と従来計画の 6億8000万円から上振れたもよう、と4日に発表。利益水準の高まりを 好感する買いが優勢となった。

ジャムコ(7408):3.1%高の466円。ジャムコアメリカなど海外子 会社の好調やコスト削減努力で、円高による収益目減り、ボーイング7 87関連内装品の一部スケジュール変更の影響などを吸収し、12年3月 期の連結営業損益は4億円の黒字と従来計画の1億8700万円の赤字から 上振れたもよう、ときょう午後1時に発表した。

ウィズ(7835):11%安の4万3850円。12年5月期の連結最終損益 は1億9000万円の赤字(前期は1億1300万円の赤字)になる見通し、と きょう午前11時半に発表。従来予想は5000万円の黒字だった。第4四半 期(3-5月)に納品を予定していた製品が中止や延期となったことな どが響く。同社は、玩具の企画・開発を手がける。

カカクコム(2371):6.7%高の2410円。3月のグループサイト利 用者数は前年同月比36%増の8356万人、総ページビューは55%増の19 億534万件だった、と4日の昼休み時間帯に発表。業績成長を期待した 買いが続いた。

大和(8247):ストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)に当たる30 円(34%)高の118円。東証2部の上昇率1位となった。12年2月期の 連結営業利益は前の期に比べ50%増の4億円と、従来計画の3億円から 上振れたもよう、と4日に発表。主力の百貨店業で香林坊店の売り場改 装効果があったほか、富山店が堅調だったことも寄与した。

カルソニックカンセイ(7248):2.4%安の496円。SMBC日興証 券が4日付で、投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に引き下 げた。忍足孝男シニアアナリストは、これまでの株価上昇と今期営業増 益率の弱さが相まって、株価指標面での割安感が後退した、との見方を 示す。

資生堂(4911):0.6%高の1413円。減収傾向が続いてきた国内化 粧品事業の収益回復が始まるとの見方から、JPモルガン証券が5日付 で、投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に、目標株価を1400 円から1700円に引き上げた。

ヤマダ電機(9831):2.2%高の5150円。ドイツ証券が4日付で、 投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げた。風早隆弘シニアア ナリストは、家電量販の事業環境が厳しいなか、競争優位性の発揮が想 定以上に継続、とリポートで指摘。市場シェアは今後3年で7ポイント 上昇、15年3月期に29.1%と予測する。同証の新しい目標株価は6200円 (従来は6700円)。

マルカキカイ(7594):4.8%高の891円。11年12月-12年2月期 (第1四半期)の連結営業利益は前年同期比2.4倍の5億2800万円だっ た、と4日に発表した。主力の産業機械分野で国内外自動車向け販売が 伸長し、前期比23%増の13 億円を見込む12年11月期計画比の進捗率 は41%。

エイチーム(3662):前日4日に東証マザーズ市場に新規上場し た。上場2日目のこの日、公開価格の1080円に対し2.7倍となる2923円 で初値を形成。その後、ストップ高水準に当たる初値比502円高の3425 円まで上昇し、結局ストップ高買い気配で終えた。携帯電話向けのゲー ム開発や比較サイト事業などを手掛ける。12年7月期の営業利益は前期 比56%増の6億9700万円、1株当たり純利益(EPS)予想は138円90 銭を見込む。公開価格から算出した予想株価収益率(PER)は7.8 倍。主幹事は大和証券が務める。上場初日は買い気配で値付かずのまま 終えていた。

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