オリックス:中国パンダ汽貿と合弁、自動車リース展開へ

総合リース国内最大手のオリックス は、中国の自動車販売最大手パンダ・オートモービル・トレード(龐大 汽貿集団)と共同で、同国での自動車リース事業に乗り出す。1億5000 万元(約20億円)ずつの折半出資で5月をめどに合弁会社を設立する 計画だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。

パンダは中国の上海証取上場企業で2010年は47万台を販売した。 合弁新会社の本社は天津市に置く予定だ。オリックスは中国全土に整備 施設などを伴う約1100カ所の拠点を持つパンダとの提携により、顧客 を新規開拓すると同時に、車検や修理など付随するサービスも提供して 中国でリース関連事業の収益拡大を狙う。

オリックスは2年ほど前に中国の自動車リース事業に参入したが、 自動車市場の拡大が続く中国の大手販売会社との提携を機に、事業規模 の拡大に弾みを付けたい考えだ。パンダ側にとって、この合弁は自動車 リース事業への参入となる。中国最大手の自動車販売会社として事業の 多角化を進める。

関係者によると、オリックスは中国で最大の自動車リース会社を目 指しており、今後5年で10万台のリース契約獲得を目標としている。 中国国家統計局によれば、11年の同国内の自動車保有台数は1億台超と 日本(7567万台)を抜き米国に次ぐ世界2位に浮上した。日本のリース 比率3.8%を当てはめると400万台程度の潜在需要があるという。

クレディ・スイス証券の山中威人アナリストは、「オリックスは中 国では投資案件の方が多かったので、実業を伴う動きとして注目してい る。すぐに結果が出るとは思えないが、ポテンシャルはあると思う」と 期待感を示した。一方で「本体収益にインパクトがあるような事業とし て育つかどうかは未知数だ」とも述べた。

オリックスは09年12月、大連に中国本社を設立し、同国での事業 拡大に本格的に乗り出した。井上亮社長は昨夏、船舶、航空機、自動車 リース関連企業を中心に、2年程度で中国に最大800億円を投じる方針 を表明した。これまでに水道事業会社などに出資している。

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