スペイン首相:経済状況は「極度に困難」-入札不調の中訴え

スペインのラホイ首相は4日、スペ インは「極度に困難」な状況にあると言明し、政権が取り組む歳出削減 は救済受け入れよりは痛みが少ないとほのめかした。この日の国債入札 での需要後退後に発言した。

ラホイ首相は与党国民党の会議で、「スペインは極度に困難な経済 状況に直面している。今一度言うが、極度に困難だ。それを理解しない 者は自らを欺いている」と論じた。

過去30年で最も厳しい財政緊縮策を擁護するため同首相は、2日に 続いて再び国際的救済の脅威を散らつかせた。前週に公表した予算案に ついて、「誰にとっても好ましくはない」が「それに代わる道は比較も できないほどひどいものになる」と強調した。

スペインはこの日、国債25億9000万ユーロ(約2800億円)相当を発 行。発行高は目標レンジの下限に近く、目標最高の35億ユーロには届か なかった。5年債の指標銘柄である2016年10月償還債の平均落札利回り は4.319%と、前月入札時の3.376%を上回った。流通市場での既発債利 回りは4.48%に上昇した。

スペイン10年債利回りは、欧州中央銀行(ECB)が3年物オペ実 施を発表する以前の昨年12月の水準に近付いている。1兆ユーロ規模の 長期リファイナンシングオペ(LTRO)で供給された資金の一部は高 利回り国債の購入に充てられ、スペイン債利回りが最大95ベーシスポイ ント(bp、1bp=0.01ポイント)低下する一助となった。同国債は3月 に入り再び上昇し始めた。

原題:Rajoy Says Spain in ‘Extreme Difficulty’ as Bond Demand Drops(抜粋)

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