スペイン、予算案発表後初の国債入札を実施-債務は過去最高に拡大へ

スペインは4日、2012年予算案の発 表後、初の国債入札を実施する。予算案では、今年の債務が過去最高水 準に達すると見込まれている。欧州中央銀行(ECB)の3年物資金供 給オペの影響が弱まっているため、需要が後退する可能性がある。

スペイン財務省は入札で2015年、16年、20年に償還を迎える国債を 発行し、入札結果をマドリード時間4日午前10時40分(日本時間同午後 5時40分)ごろに発表する。ブルームバーグが集計したデータによる と、15年償還債は最も流動性が高いスペイン国債の一つで、発行額 は193億ユーロ(約2兆1000億円)。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)の金利 ストラテジスト、ハービンダー・シャン氏(ロンドン在勤)は電話取材 に対し、「大失敗にはならないかもしれないが、過去のように入札が好 調だったら驚きだ」と語った。

モントロ国庫相が発表した予算案によると、スペインの今年の債務 は対国内総生産(GDP)比で79.8%に達する見込み。これに基づく と、スペインの債務水準とユーロ圏の平均債務水準(欧州委員会の予 想)の格差は10.6ポイントに縮小する。格差は、スペインが財政黒字を 使って借り入れを減らしていた07年は30.1ポイントだった。欧州委員会 は、スペインの今年の債務を対GDP比で73.8%と予想している。

スペインの資金調達コストは、ECBの3年物オペを受け低下。 ECBのドラギ総裁が昨年12月8日に3年物オペを発表して以降、債券 利回りは39ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下している。 スペインに本拠を置く銀行の国債保有額は、昨年11月の1780億ユーロか ら1月に2200億ユーロに増加した。

原題:Spain Holds First Bond Sale Since Budget as Debt Nears Record(抜粋)

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